不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

取り戻す-『パラダイス・リゲイン トルティックの智恵の書』ドン・ミゲル・ルイス

 

 

 

 あなたは決してあなたではないものになることはできない。そしてそれが主なポイントなのだ。あなたはあなたであることができるだけであり、それでいいのである。そこであなたはすぐにあなたになる。それは努力を要しないことである。
 げんにある自分を正当化する必要はない。自分でないものになろうとして一生懸命努力する必要はない。私たちはただ自分本来の完全性に、話すことを覚える前の自分のあり方に戻ればいいだけである。完全なものに。幼い子供の頃、私たちは本物だった。おなかがすいているときは、ただ食べたいと思った。疲れたときは、ただ休みたいと思った。今だけが、私たちにとってはリアルである。私たちは過去にはかまわない。未来のことは心配しない。私たちは生活をエンジョイする。私たちは探検し、楽しみたいと思う。誰も私にそんなふうに生きることを教えてくれなかった。私たちはそのように生まれついたのに。

  『パラダイス・リゲイン トルテックの智恵の書』 

                 ドン・ミゲル・ルイス

 

メキシコのトルティックの知恵を著したシリーズの一冊。  

 

パラダイス・リゲイン―トルテックの知恵の書

パラダイス・リゲイン―トルテックの知恵の書

 

 

親も皆、最善であろうとしていただけだろうに

どこでどう間違えたのか

子供が周りの雰囲気(親等の意向)を察して、

必要以上に“飼い馴らされる”ためか

本来の自身でなく、そうあるべき自身を演じるうちに

本来の自己を見失うのは、よくあることだ。

泣きわめく子供を無理に押さえ込むと

その時の感情自体も筋肉に抑圧されたままになる…と

前出の本『からだのスピリチュアリティ』にもあった。

  

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昔、友達に「あなたは、誰とでもうまくやれるから…」と

誉め言葉として発せられたのに、

内心では憤慨してた時があった。

今なら、そうかな、とか、スルー出来そうだが、

実際、過剰適応気味だったのだろう。

 

「嫌いな人は嫌いだし、いやなものはいやだ」

そして、それでいいのだとわかるのに、

やおら年月がかかってしまった。

自分の本当の感情を大切にすると

(所かまわず表明する必要はないが)

より幸せになれるものだ。

 

 私は祖父が私にこう語ったときのことを思い出す。「ミゲル、おまえはもうおまえであろうとする必要がなくなったとき、自分が自由になったのを知るだろう」と。そのとき、私は祖父の言っていることが理解できなかった。しかしあとになってから、私は彼が何を言わんとしていたかを正確に理解した。私は皆が私に期待するような私である必要はない。私は自分自身の嘘に従ってこう<でなければならない>と信じている私である必要はない。

 

 

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