不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『マネーという名の犬』ボード・シェーファー~12歳からの「お金」入門~

本の副題には、

12歳からの「お金」入門 とあります。

少女キーラと不思議な犬マネーの物語は

ドイツで2000年に発表されて以来、23ヵ国語に訳されて

子どもから大人まで読まれてきたロングセラー。

 

  

 

日本でも2001年に、草思社から

『犬が教えるお金持ちになるための知恵』という題で

出ていましたが、あらためて

昨年秋に、投資家の村上世彰さんの監修で

飛鳥新社から新訳で登場しました。

 

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

 

 

子供向けになっているので、

お金や働くことについて

根本的な部分から実に

わかりやすく、面白く(物語になっている)

学ぶことができます。

後半は、株など投資の仕組みについても

触れられていますが、大人でも

あらためていろいろ気づきがあったり、

もう一度基本を確認し直すことが

できるでしょう。

 

ずっと犬を飼いたいと思っていた

少女キーラでしたが、お金に余裕のない父母には

その願いは言い出せませんでした。

ある日、家の前にケガをした犬が倒れていて

病院に連れて行き、世話をすることになります。

なぜか、この美しいラブラドール犬は

名前をマネーと名付けられ(笑)

キーラの大切な友となるのです。

 

 ある日、不思議なことが起こりました。わたしはパソコンをもっていませんし、お店が遠いので、好きなグループの新しいCDを電話で注文することにしたところでした。

 すると突然、声が聞こえてきました。

「キーラ、ほんとうにそのCDを買っていいのか、まずよく考えなくちゃ」

「キーラ、そのCDを買うと、今月の君のおこづかいはほとんどなくなってしまうよ」

 わたしの前には、マネーが首をちょっとかしげて立っていました。いまの声はマネーから聞こえてきたようでした。でもまさか。

 

しかしこうして、不思議な犬マネーは、キーラにとって

お金の相談役となり、人生が大きく変わっていきます。

 

マネーは、キーラにまず

お金があったらしたいことを10個書くようにいいます。

自分がほんとうに何を望んでいるかを知るためです。

このことは重要で、明確に知っている人は少ないのです。

 

 「これから君にたくさんのことを教えるつもりだけど、それは君にとってとても新しいことだから、実行しないうちから決めつけないようにすることだね。目に見えるように思い描かないで目標を達成できた人なんていない。人生にはね、物ごとに集中していると、その物ごとも育っていくってことがあるんだよ。でもたいていの人間は、望んでいないもののことばかり考えて、望んでいるものを思い描こうとしないんだ」

 

詳しいことは本をお読み頂くとして、

さらに、夢アルバムと夢貯金箱を作ること

そして、成功日記をつけることをすすめています。

 

お金をかせぐのに、いいアイデアがあるかどうかはそれほど重要じゃない。君がどれだけ有能かってこともそれほど重要じゃない。大切なのは自信だよ 

 

その重要な自信をつけるために、マネーは成功日記を教えてくれたのです。

 

そして、うまくいったことをぜんぶそこに書くんだよ。できれば毎日、うまくいったことを五つ以上書くといい。ほんのちょっとしたことでかまわないんだ。

 最初は大変かもしれない。それがほんとうに成功と言えるのかどうか、迷うこともあるだろう。でも迷ったときは『成功』のほうに入れればいい。自信はたくさんつけたほうがいいからね

 

こうして始まったレッスンでしたが、

ひそかにキーラが恐れていた

マネーの素性(元の飼い主)もわかります。

お話は意外な展開をみせ、更に進んでいきますが、

キーラが目標を持って集中していくことで

新たに人々と知り合い、世界が大きく広がっていくのが

印象的ですね。

 

ところで

私たちの人生の課題は、大きなテーマとして、それぞれ

人間関係、お金、仕事に関することと言われています。

時代も大きく変わっていますし、特にこれからは

今までの価値観は通用しなくなりますが、それでも

やはり普遍的な法則というものはあります。

こうした基本を知っておくのは、豊かな人生を送るために

大事なことですよね。

 

私の年代では、その昔

子どもがお金の話をするのは

タブーみたいな雰囲気もありましたが、

現在は、10代の企業家も少なくないし、

自己管理するのは当たり前になってきています。

おそらく、お金や経済について若いうちから

学ぶ時代になっていくのでしょうが

現実はまだ遅れているようですね。

 

この本でも、

“多くの人がお金の問題を抱えているのは、

若い頃からお金について考えてこなかったから。

若いうちから始めるのが一番だ。”

といっています。

 

お金そのものは人を幸せにも不幸にもしない。幸せな人は、お金を手に入れればもっと幸せになる。心配ばかりしている人は、お金が増えれば心配も増える。だからまず、自分自身が変わらなければ、お金があっても幸せにはなれない。 

 

著者のボード・シェーファー氏は、26歳の時に

多額の借金を抱え倒産しましたが、30歳で完済し、

経営コンサルタントとして成功をおさめています。

 

本については、ドイツと日本では事情が違う点もありますし、

投資を推奨しているものではないと断りもあります。

それ以前のお金というテーマを知って取り組むための

きっかけとしても参考になる一冊だと思います。

私の場合、12歳の時に「お金」入門していなかったもので(笑)

遅まきながらですが、オススメです。

 

 

ちなみに、村上世彰氏のまえがきがこちらに載っています。

 

honz.jp

 

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