引き寄せの法則といえば、
エイブラハムをチャネリングして
紹介したエスター&ジュリー・ヒックス夫妻が
よく知られているが、
日本では、奥平亜美衣さんの一連の本が
とてもわかりやすい。
チャネル、翻訳という媒介なしに、直接
奥平さんが実践、理解、体得したものを
懇切丁寧に伝えてくれているからだろう。
「引き寄せ」の教科書: スッキリわかる!「思考が現実化する」しくみと方法
- 作者: 奥平亜美衣
- 出版社/メーカー: アルマット
- 発売日: 2014/01/28
- メディア: 単行本
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いわゆる引き寄せの法則は、宇宙の法則のひとつとされ、
根本には、自分の意識(波動)が現実に反映される
という考え方があります。
このため、望む現実を創り出したい(引き寄せたい)なら
まず、その望んでる現実の意識に合わせる必要がありますよ、
ということで、周りでなく自分こそが発信源です。
あなたが、何か現実を変えたいと思うとき、まず、変えるべきはあなたの思考です。これはなにも、他人に合わせて自分の意見や主張を変えろ、ということではありません。あなたが良い波動をなるべく保つために、どれだけいい気分でいられる思考を選択するか、その思考の選択を変えるだけなのです。そして、これは誰にも邪魔されずに、自分の頭の中だけで、少し練習すれば誰でもできるようになります。思考はあなただけのものであり、全くの自由だからです。
要は、先のエイブラハムも終始、主張しているように
「いい気分でいよう(選択しよう)」に尽きます。
しかし
私たちは、なぜか目の前の現実に心を奪われ、
マイナス面を見たり、ネガティブな思考に囚われやすく
卵が先か鶏かではありませんが、堂々巡りに陥りがち…。
それを、丁寧に解きほぐすように、説明してくれているのが
この「引き寄せ」の教科書というわけです。
すぐに、劇的に状況が変わるわけではありません。しかし現実は、あなたの少しの波動の変化おも反映して変化していきますので、少しずつ、少しずつ、良い方向へ向かっていき、半年や一年後には大きな変化になっています。「今より、少しだけでかまわないので、いい気分でいられる思考を選択する」だけでいいのです。この基本をいつも意識して頭の中で実践してみてください。
もし、今何か苦しい状況にあっても、その中でも
小さな喜びや満足を拾っていくこと、
目の前のことにワクワクを見つける、
「不足」でなく「充足」を見る練習をしよう、から
始まり、実際の望みをはっきりさせることへ、
そして引き寄せるためのポイントを伝えてくれます。
思考をこれまでとは逆にしてみてください。「ここはいいけど、ここが不満だ、だから私は満たされていない」という思考から、「私はここがちょっと不満です。でもここはとっても幸せ。だから、私ってとっても幸せです」というように。
これなら無理なくできるのではないでしょうか? 不満を無理に消してしまうのではなくて、不満は不満として置いといて、幸せなこと、いい気分になることを重点的に考えるのです。
とにかく、頭の中だけでいいので、幸せの割合を増やしていくのです。人生は、どれだけ頭の中を幸せにできるかのゲームだと言ってもいいくらいです。
「私はここがちょっと不満です。でもここは幸せ。だから、私ってとっても幸せだなあ」と、自分の頭の中を幸せにすることができれば、必ず現実が幸せになってきます。
引き寄せは、一時期から結構はやって?
望んだら、その気分を楽しみ(イメージング)、後は執着せず手放す…
という方法論はよく知られていると思います。
しかし、うまくいったの、いかないのとなるのは、
基本のスタンス(心構え)の部分が大きく影響するためといえ、
その点でも、さすがに教科書とあるだけ、あらためて
おさらいしやすいのも魅力ですね。
また、今回読んで、個人的に感心したのは
いわゆるスピリチュアルな生き方に興味を持った人が
陥りやすい、好ましくない(良くない)物事を
指摘したくなったり、過剰に気にする傾向を
奥平さん自身が克服?していった過程も
述べられていた点でした。
──私も以前は、特に食品添加物や放射能関連について、とても敏感でした。
──物事の危険性を知ること自体はよいのです。そして、自分が嫌ならそれを避けるのも自然な行為です。しかし、嫌だから避ける、という行為をずっと続けていると、その嫌なものに焦点が合っていきます。思考の焦点が合っていく、ということは、その嫌なものを自分に引き寄せるということです。
これを防ぐにはどうしたらよいかというと、「これは嫌だから、じゃあ自分はこれがいい!」、そういうものを見つけることをおすすめします。それを見つけていく過程はワクワクするし楽しいですね。その過程で、自分の好きなもの、望むことに焦点が合っていくのです。
そして、他の人がどのような選択をするかは、その人に任せておけば大丈夫です。あなたが危険なものを知らせようが知らせまいが、その人は、自分に適した選択、自分の望む選択を必ずしています。これは他人を信頼することであり、宇宙を信頼することでもあります。たとえ、人にとって良いと思われる方向でも、他人をコントロールすることはできません。
何かを表現しようとするときや何かを伝えようとするとき、それは自分の望むことかどうか? と一度考えてみてください。自分が焦点を当てたものが現実になっていきます。自分が望まないものばかりに気を取られていると、望まないことが自分の現実の中で増大していきます。
これは、意外と大事なことで、
エネルギーワークを習った時にも
宇宙は、自由意志を尊重するとよく言われました。
過干渉は、成長を妨げ、余計なお世話となり、
また、新たなカルマをつくりかねません。
そして、客観的であり、物事をジャッジしないことも大切です。
さて、本に戻りますが、
奥平さんは、良い世界を想像する、ということで
ジョン・レノンの名曲「イマジン」を挙げていました。
Imagine all the people living life in peace…(すべての人々が平和に暮らしているのを想像しよう)
引き寄せに興味がある人はもちろん、
引き寄せの基本からおさらいしたい人にも
オススメの一冊です。
現在は、復刻版として出ているようですね。
また、最近は、
吉本ばななさんとの対談集も出ていて
これも、なかなか面白そうかったです。
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