不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『感じるちから 古代のスピリットと共に《すべてを超えて》生きよう』増川いづみさん

 

 

著者の増川いづみさんは

栄養学及びバイオ電子工学博士。

近年は、音による振動治療を応用したサウンド療法から、

人と地球の健康と生命のバランスをテーマとされているそうです。

 

感じるちから 古代のスピリットと共に《すべてを超えて》生きよう 《Bring Back Our Ancient Wisdom》

感じるちから 古代のスピリットと共に《すべてを超えて》生きよう 《Bring Back Our Ancient Wisdom》

 

 

本書は、以下の四部構成になっています。

第一部 日本的シャーマニックな生き方をしよう!

    実際に、ナバホとホピのシャーマンとの生活を通して学んだこと

第二部 現代西洋医学はなぜ病気を治せないのか

    森下敬一先生と船瀬俊介さんとの対談

第三部 「徐福傳説」の真実~知られざる日本人のルーツを探る~

    森下先生と古文書宮下文書の係累宮下周平さんとの鼎談

第四部 水の流れと音の周波数による新しい療法の可能性

    森下先生が増川邸を訪れ、サウンドヒーリングを体験

 

本の前半部は、増川さんが、

森下敬一博士の『森下自然医学』誌に寄せられた

“感じるちから”のメッセージをまとめて載せられています。

森下敬一氏は、知る人ぞ知る「腸管造血説」を提唱した自然医学者です。

 

ネイティブからの学びでは、やはり

有名なシアトル酋長のスピーチの一部が引用されていますね。

 

どうしたら、空が買えるというのだろう?

そして 大地を。

わたしにはわからない。

風の匂いや 水のきらめきをあなたはいったい

どうやって買おうというのだろう?

(中略)

すべて この地上にあるものは

わたしたちにとって 神聖なもの。

大地は わたしたちに属しているのではない。

わたしたちが 大地に属しているのだ。

わたしたちは、静脈に流れている血液を知っているように、木にも

樹液が流れていることを知っている。

(中略)

あらゆるものが つながっている。

わたしたちが 生命の織物を織ったのではない。

わたしたちは そのなかの一本の糸にすぎないのだ。

わたしたちは知っている。

わたしたちの神は、あなたの神でもあることを。

生まれたばかりの赤ん坊が

母親の胸の鼓動を愛するように

わたしたちは この大地を愛している。

もし わたしたちが どうしても

ここを立ち去らなければ ならないのだとしたら

どうか 白い人よ

わたしたちが 大切にしたように

この大地を 大切にしてほしい。

美しい大地の思い出を

受け取ったときのままの姿で

心に 刻みつけておいてほしい。

そして あなたの子どもの

そのまた 子どものために

この大地を守りつづけ

わたしたちが愛したように 愛してほしい。

いつまでも

どうか いつまでも。 

 

 

 

ネイティブには、土地を所有するという

意識がありませんでした。

本来は、地球の大地を勝手に誰かのものと

いうわけにはいかないのです。

全ては天(大いなる存在)から与えられ、

今、お預かりしているだけと考えると、

大切に扱わなくてはなりませんね。

 

さて、増川さんは、彼らの生き方の根底にあるものを

7つにまとめられています。

①全ての存在、生命はつながり循環し、皆等しく平等で、尊重されるべき。

②全てを受け入れ、魂の平安を保つことが大切。

③あらゆることに、感謝と祈りをささげる尊いセレモニーと共に生きる。

④真実を求めるには、感受性を磨き、実際の経験をすること。

⑤不思議な力、見えざるものを敬うのが、自然に溶け込むこと。

⑥頭でなく胸(ハート)で考えて行動する。

⑦生きた証は、想いが誰かの中でスピリットとして生きていること。

 

そして、はじめに、で

“感じるちからは、本当の自分を生きるちから”

とありました。

その感じるちからを高める生き方についても

触れられていました。

1.食を整えること

2.実際に、体感すること

3.美しい絵画、彫刻、音楽などの芸術作品に触れ五感を刺激する

4.創造するという能力を使う

5.感性の高いひととおつきあいする

6.何かを作るという作業をする

7.季節ごとの移ろいを大切にする

8.小さなことにも感動、感謝する心を養う

 

それぞれの項目について説明がなされています。

後半部では、最初に挙げたような内容についての

興味深い鼎談が載っています。

現代は、不自然な洗脳社会でもあり、

個人個人が目覚める時だといいます。

それには、何より、感じるちからこそが

ますます大切になっていくのでしょう。

 

ちなみに徐福は、秦の始皇帝の命を受けて

不老長寿の薬草を求めて日本に来たといわれている人物。

しかし、実は何度も訪れ、独自の目的もあったらしい。

また、始皇帝が実はペルシャ人説なども。

最後の部にあった、流れる水の音の効果や、

周波数(ヘルツ)の仕組なども興味を惹かれました。 

 

 

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