不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『ワンネスの扉ー心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる』ジュリアン・シャムルワさん

 

 

 ワンネスは脳では体験できない。ハートで感じる。ワンネスは「愛」に満ちあふれている。無条件で無境界の愛だ。愛を感じる相手は、家族や友だちなのか見ず知らずの他人なのか、性別や年齢、文化や人種にはまったく無関係で、さらには人か動物か、昆虫か植物か、生物か無生物かも関係ない。地球で生きているもの、存在しているもの、そのすべてに愛を感じる。そこに恐れや疑いはない。

 やがてその愛は地球を超え、宇宙までに広がり、宇宙と一体となる。「宇宙=愛=わたし」となり、自分と他を分けているものが無くなる。一つひとつを区別できなくなる。

 

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 

 

フランス、ブルゴーニュの村で育ったジュリアン少年が

ある夏の夜、UFOを目撃します。16歳の時でした。

それから、体験する奇妙な感覚が頻繁に起こり、

目には見えない存在感、宇宙人との接触が始まっていたのです。

多感な少年がステレオタイプの宇宙人像に怯えつつも

現実的な日常生活を送りながら成長し、

次第に自身の感覚と波動を高めて、

コミュニケーションと交流を深めていきます。

 

どんなテーマであれ、彼らは波動を通して感覚を深めるよう促した。なぜなら脳で現実を完璧に扱えることよりも、感覚を通して現実の豊かさを深く味わえることのほうが、はるかに大切だというのだ。

 人生が終われば、身体を出ていくときに、脳に詰め込んだ知識や知恵は細胞とともに失われてしまう。だから、身体の制限を超えた「魂」という媒体で人生を充実して生きるほうがずっと理にかなっている。

 彼らのアプローチは「魂の成長」にフォーカスしていることが明らかだった。

 そしてこの時期の経験は、その先に進むための準備でもあったのだ。

 

その後、ある日突然、訪れた至高体験

最初は何が起きたのかわからないまま、

やがてワンネスの感覚は更に深まり、

繰りかえし起こるようになります。

 

 過去と未来は僕たちがつくり出したものにすぎず、本当は「今」という躍動する宇宙しか存在していない。過去から未来へと流れる一直線の時間というものはなく、あるのは「今」だけ。それが現実なんだ。それを身体で感じた。壮大で、荘厳で、どう言葉を費やしても足りないほど美しい体験だった。宇宙は螺旋を描きながら動いていた。その宇宙の躍動を感じることができたなんて!

 

そこにあるのはたった一つの力の動き。躍動する宇宙。そう考えると「私」「家族」「国」などという頭でつくられたコンセプトの虚しさが明らかになる。私たちは個々の存在ではなく、目に見える次元でも見えない次元でも、みなこの宇宙の力に統合されている。 

 

 

自己啓発書やスピリチュアル系の本では

しばらくぶりの物語(体験談)で

冒頭から引き込まれて

どんどん読み進めました。

 

個人的にもとても興味深かったのは

通常、言葉として伝えづらい

波動や感覚自体、またその変化の過程、

宇宙的な存在やスピリットたちなどについて

丁寧に語られていること。

エネルギー的に理解しやすい内容でした。

 

 想像してみてほしい。世界中の人たちと心がつながり、さらにその人たちがそれぞれにスピリットと交流している情景を。ワンネスのなかにいる僕は、世界中の人々とのハートとつながりながら、間接的にそのスピリットとも交流していた。と同時に、その交流の様子を外から眺めてもいた。人々がスピリットと交流する様子を眺めていると、いつも深い感謝が湧き、心打たれた。

 

 本当の「わたし」とは、肉体と脳を使いこなし、いま物質的な次元を体験している「私」を超えたものであり、それが「魂」なのだ。

 

ちょっと驚くのは、この本は翻訳ではなく

ジュリアンさんが独学で日本語を学ばれてきて

文章もほぼ8割方、ご自身で書かれたそうです。

ちなみに、この本を企画・プロデュースされたのは

エドガー・ケイシー関連のお店をやっている

光田菜央子さんで、まえがきを書かれています。

 

 

 

 

また面白かったのは、ジュリアンさんは

本でも触れられているのですが、

多次元感覚を養うために、更にいくつかの言語習得を

されているのですね。

 

――多次元の存在である魂は、一つの固定した考えや意識に縛られてしまうと自由な表現ができない。言語にかぎらず、新しい世界に触れ、別の観点や見方を学ぶことは、多次元的な人生を形成していくためにとても有益だと思う。

 では、「多次元的な人生」とはどんなものだろうか。僕が観察したかぎり、魂には永遠の柔軟性があり、どんな状況でも共感をもって乗り越えることができる。そんな魂の力をこの現実世界の中で表現していく。それには「安定」より「変化」を基本とするマインドセットが望ましい。物質次元のこの人生では何事も変化しつづけ、永続的ではないと意識しておくことが重要だと思う。「物事はつねに変化する」という本質を忘れないでいることだ。

 

 

 ワンネスを体験するたびに脳の限界を味わうことになる。まず、脳が設置した「時間」というコンセプトはワンネスの世界では存在していない。「僕」という社会的な立場も個人としてのアイデンティティも、ワンネスの次元では何の意味も根拠もない。お金や職業、社会的な地位や肩書きも虚しいものにしか感じられなかった。

 残っているのは「愛」。無条件で無制限の、それまで感じたことのないひたすら大きくピュアな愛。ただ愛という状態がある。この愛を経験した後、僕は二度と同じ人間ではいられなくなった。この愛で、僕は根底から変容した。それからの人生の優先順位がまったく変わってしまった。その愛のおかげで、僕は二度めに生まれた。

 そして僕は、できるだけこの愛のこと、魂の次元のことを人々に知らせたいと思うようになった。

 

スピリチュアルな世界観を持ちながら

今の現実を生きるための重要なファクターは

「中庸」であるといいます。

 

物質世界で忙しくなればなるほど、スピリチュアルな次元も活性化されていく。つまり自分の人生にしっかりと根を下ろし、グラウンディングするほど、宇宙人や守護霊といった存在のエネルギーとのシナジーが活発に働くのだ。

 動けば、宇宙は後押ししてくれる。

 

 宇宙とともに働くことは、シナジーを生む。

 

 

 ――宇宙は意識で光っている。

 それを見て、「宇宙人」という言葉があらためて不思議だなと思った。僕たちはみな宇宙でつながる小さな光の点だ。宇宙人とは僕たち自身のことなのだ。人種も国境も関係ない、境界のない観点から見れば、宇宙人と人間の区別などありはしない。

 しばらくすると、宇宙へ旅しようという気持ちはなくなった。

 宇宙は外の空間ではないと気づいたからだ。宇宙そのものが意識を持ち、さまざまな体験をしている。そこには人間であることの体験も含まれる。僕たちは「人間」の体験をしている宇宙なのだ。

 

 

今まさに、統合へと向かっている新時代の流れにあって

ちょっとでも興味を惹かれたら、一読をお薦めします! 

 

 これは僕一人ではなく、宇宙人、スピリットガイド、守護霊など、多くの存在の力添えによって書き上げたものだ。

 この本の目的はあくまでも可能性の範囲を広げること。

 頭だけでなく、心で、ハートで人生を味わうことがとても大切だと、あらためて言いたい。ハートは宇宙への扉だからだ。 

  

 

 

 ナチュラルスピリット社によるインタビュー(10分程度)


2019年以降の次元シフト、パラレル地球、人間関係、ワンネス、ネガティブな感情の扱い方 ジュリアン・シャムルワ

 

 

それぞれが自分自身の本質へと"目覚めて"いく時代です☆

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