不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『そうだ 魔法使いになろう!:望む豊かさを手に入れる』吉本ばななさん、大野百合子さん

 

 

見えない世界にも詳しい

作家の吉本ばななさんと、

スピリチュアルかあさんこと

神秘家、セラピストである

大野百合子さんの対談本です。 

 

そうだ 魔法使いになろう! : 望む豊かさを手に入れる

そうだ 魔法使いになろう! : 望む豊かさを手に入れる

 

 

ばななさんはいろいろな方と対談されていますが

百合子さんとは親しいご友人同士ということで

和気あいあいと、不思議な世界にも触れつつ

見えない力をつかいこなして、豊かに生きるなど 

興味深いお話がきけます。

 

第1章 何度生まれ変わっても、魂の本質は変わらない

第2章 魔法使い――よい流れを自分に引きよせたり、流れに乗ること

第3章 ボディの直感力につながる

第4章 一人一人が道を見つけていく時代

 

たとえば

周りでは、エルメスなど何か「豊かさのシンボル」を決め、

エネルギーのお守り的なものして

豊かさを引き寄せようという人もいる

というお話から

 

大野 ただ、私はブランドのバッグが欲しいわけではないので、では「自分にとってのエルメスにあたるものは何だろう」と思うわけです。

 私にとっては、家の中でくつろいだ時にイングリッシュガーデンがあって、元気な植物やおしゃれな窓枠がある、それが今の自分にとって、豊かさのシンボルなんだという気がしています。

吉本 それはすぐできるじゃないですか。あっという間に実現できます。百合ちゃんのおうち、ほぼそんな感じ! お庭も素適だし。

大野 理想のお庭は造れるだろうなと思います。そこにいると本当に豊かになってきて、それに付随したいろいろなものがどんどん流れ込んでくる気がします。ばななちゃんにとっては何だと思いますか? そういうのをそれぞれ感じてみると……。

吉本 現代人はかなり洗脳がかかっていますから、すぐにエルメスとかドレスとかになっちゃって、「待てよ、これって本当の自分の望みじゃないぞ」ということがいっぱいありそうです。本当の自分の快適とか、望みとか。私は、やっぱり「快・不快」で言うところの「快」ですね。不快な思いをしたくないに尽きます。

大野 それは、本当に体が知っていることですものね。

吉本 はい。

大野 そうすると、「快」というものが環境であれ、食べ物であれ、着るものであれ、すべて「快」。

吉本 自分にとっての「快」。

大野 明確ですね。 

 

「自分が一番気持ちがよくて大事にしたいものは何か」が

明確であればるほど、

心地のよい人生になってきます、とも。

 

大野 お金もエネルギーだし、健康も体の中を流れるエネルギーだとしたら、やっぱり循環、めぐる、流すが大事です。

吉本 ということは、やっぱり「今に生きなきゃダメ」ということですよね。

大野 「将来のために」ではない。 

吉本 過去にプールしたお金だけで今を生きていくと、やっぱり淀んだりするのでしょうか。

大野 お金をどこにどう使うかにもよるのではないでしょうか。結局は「お金の葛藤があるか、ないか」に尽きますよね。

 葛藤なく、自分が行動してお金や自分のエネルギーを気持ちよく消費するなら、やはり豊かさは循環すると思います。

 お金は気のエネルギー。気の流れは液体と同じですから、池に溜まって流れが止まると、だんだん水が腐っていきますよね。働かないで、過去にプールしたお金を、なくなる不安に巻き込まれて守ろうとばかりしてしまうと滞る。

 でも、心底意図したものが手に入るという「意識とエネルギーの関係」を理解できているなら、水も蒸発するし、天からは雨も降ってくるでしょうし、自然と循環していくはずです。

吉本 動かない水、はプールそのものですね。 

 

お金も気もエネルギー、

めぐる、流す、

循環させることが大事なんですね。 

 

 

 

そして、自分を見つめる際には

あまり判断をしないで、

ニュートラルに捉える。

 

大野 自分をこれじゃダメと否定すると、心身の統合とは逆方向に行ってしまう。

吉本 否定とか、こっちのほうがいいという憧れの像を持つと、そこにずっとはまってしまいます。「自分はこうではない」という思いがぐるぐる回ってしまうから、「自分はこうだよな。まあ、しょうがないか」という感じに心から行けると道が開けますよね。

大野 そこなんだと思います。「ああこうなんだ教」!(笑)。まんまの自分をともかく優しく受け入れること。

 古神道では、自分の内側で二つの違うエネルギーが葛藤しあう状態を「異心―ことごころ」といいます。本当はこうしたいけど、できないとか……。そして、その反対が「真心―まごころ」。自分の本当の気持ちがけんかせずにそのまま表されている状態。今使われている「真心をこめる」という言葉通りです。

 これからは本当に真心の時代。ばななちゃんは、本当に真心を生きている。

 

大野――

 アリストテレスが言った「余暇」の使い方に3段階あります。最初はリラクゼーション、次はレクレーション、3番目がセルフリアライゼ―ション、つまり自己実現です。

 1段階目は、ただ疲れた体を休めること、2番目は例えばディズニーランドに行ってたのしむこと。でも、毎日行ったら飽きてしまう。なので、最後は自己実現で、つまり自分を表現していくこと。飽きはこないし、やればやるほど奥深く楽しくなってくる。

 私たちは皆、地球で、そしてこの人生で自分が表現したいことを表現するために、生きているんですね。

 

 魂は、自分が何を表現したいのかを知っているので

そこからずれている場合には

「今やっていることはちょっと違う気がする」と

違和感を感じるといいます。

 

そして、自分が人生で何を表現したいか

それを教えてくれるのは、体感だとも。

 

 言われなくてもやりたくなることや、やっていると夢中になれること。つまり、特に理由はないけれど大好きなこと。子どもの頃は、自分と深くつながっているので、その頃大好きだったことを思い出すのも「自分の道」を見つける手っ取り早い方法です。

「人からどう思われるか」や、「未来はいったいどうなってしまうの?」などの「サバイバルモード」から少しずつ自由になってくればしめたもの。妙にシンクロが起きて、自分の「道」に関係する人やらものやら情報やらが流れ込んできます。

 シンクロが起きたらとりあえずやってみるのも手です。目の前に来た、できることからスタートしてみる。なにしろ平均350回の転生の中でその「道」にかかわっていることはけっこうあるはず。

 

これからの時代は、

一人ひとりがそれぞれの道をみつけていく

ようになるだろうと対談は結ばれていました。

 

最初の方では、お二人の過去世についてなど語られて

ちょっとコアな感もあるかもしれませんが、

お二人をご存じだったり、スピ好きには面白いかも。

全般的に現世の魔法使い風に

エネルギーの仕組みと使い方を示唆してくれる

わかりやすい内容でした。

参考になることも多く、

興味を惹かれたら、一読されてはいかがでしょうか。 

 

 

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

  

 

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