お金は、愛とともに巡る。
これは真実であり、例外はない。
「お金」と「幸せ」の幻想から目覚め、
新たな価値観を手に入れた者だけが、
新時代を生き抜くことができる。
と、金城先生のお顔のアップとタイトルと共に
本の表紙の片隅にありました。
本を開くと読者への質問が
安心無事に生きるために、お金がほしいのか?
人生を楽しむために、お金がほしいのか?
(次元を超えた豊かさを手にすることができるのは、
後者で、その違いは?)
金城幸政氏は
沖縄から全国各地で講演やセミナー、カウンセラーとして
活躍されています。多才な方で、
経営やまた子育てや教育の分野にも精通。
以前、ご紹介した二冊も楽しく
やんちゃという形容詞はご自身そのもので(笑)
とても参考になることが多いですね。
今回はその後、2018年に出された本で
まさに副題の
”人生を幸せに導く次元を超える経済学” が
ずばり内容を表していると思います。
プロローグ
第1章 お金のことを、どう思っている?
お金に対するイメージが、自分の現実をつくっている
第2章 貧乏人は「貧しさ」を、お金持ちは「自分」を感じている
「不感症」でいる限り、豊かさは得られない
第3章 世の中の仕組みに巻き込まれるな
愛に基づく経済に目覚めたら、次元を超えた豊かさが得られる
第4章 真のお金持ちは、お金を生み出す
尊いものを生み出す――それが新しい価値観
エピローグ
内容は多岐にわたり、読み応えもありますが
一貫しているのは、自分を尊ぶこと、「自愛」が大事、
そのためには、「考える」のではなく、「感じる」ことが必要。
そして愛を生きるのが人生だということが
よく伝わってきます。
各章ごとにまとめもあるので、おさらいもしやすい(笑)
自愛とは、自分に丁寧に生きよう、自分の本音で生きよう、自分に尊い経験を与えよう、自分を幸せにしよう、というふうに自分に対して愛を持つことです。
自愛の対極になるのは、波風立てずにうまくやり過ごせばいいと自分をごまかしたり、損得勘定で物ごとを考え、自分だけが得をすればいいというような利己的な生き方です。
「愛の法則」のなかにいる限り、人もお金もすべてが愛に集うのです。
お金があろうがなかろうが、愛を感じて生きている限り、豊かさを感じることができるということです。
愛を基準に生きれば、「お金がないこと」と「心が貧しいこと」は、別問題だとわかります。
人生を不安に感じるのは、周りや世の中のせいではなく、自分の思い、思考の投影なのです。
私たちは自分が見たいもの、関心があるものしか見ていません。自分が意識を向けていることだけを見て、聞いています。
だったら、今日からは「幸せ」を数えてみる。それだけで、目の前の現実は不安が存在しない世界にかわります。
貧乏性も環境や親の影響ではなく
自分がそれを受け入れたかどうかだけ。
日々、自身が何に焦点を当て、
何を前提に生きているのか?
不足や不満にとらわれず
今ある恵みや満足を感じること
私たちがそれぞれ神様の分身であることを
思い出すことが豊かさにつながります。
僕はセミナーで、「今この地球は3次元と5次元の二極化が進んでいる」という話をします。
言い方をかえると、3次元は「退化の道」、5次元は「深化の道」で、地球はその分岐点を通過中だということです。
「現状維持」という選択肢は宇宙の法則にはありません。それは退化の道に入ります。
「かわり続ける」ことが宇宙の絶対法則です。
この法則から外れると、すべてはよくない方向へと進んでいきます。
では、進化するにはどうしたらいいのかと言うと、シンプルに「自己責任」で生きることです。
私たちは、自己責任を認めた分だけ、自分次第で何とでもなることを理解します。
まず小さな自己責任から引き受けることを
すすめています。
自分への信頼と自愛が増すはずです。
本来、人は「感じる世界」を持って生まれてきています。感じることができれば、身近なところにたくさんの幸せがあり、価値ある物、尊い物に囲まれ、豊かな彩りとぬくもりを感じながら、小さなことでも笑顔になれる、そんな素晴らしい世界が広がっていることがわかります。
しかし、「感じない世界」に住む人は、何を見ても、何を聞いても、何に触れても心が動かないので、自分が何をしたいのか、どうしたいのかがわからない……。
なぜそんなに感じないのかというと、考えるからです。
「感じる世界」と「考える世界」では、経済が存在している理由が違います。
「感じる世界」では、豊かに生きるためのアイテムとしてお金が存在しますが、「考える世界」では、自分たちがみじめに生きないために、お金が存在しています。
自分で感じることができないと
不安対策の人生を生きてしまいます。
お金を活かし巡らせるには、
安定ではなく楽しむ仕事が望ましい。
本当にやりたいことをやり、周りの人たちと関わり合いながら愛を育み、命を躍動させる生き方にこそ、本当の幸せがあり、豊かさが巡ってくるのです。
生きる目的を「生存」から「愛」にシフトしていきましょう。
そこに、あなたの求める本当の豊かさが存在しています。
感じられなくなる原因のひとつは
現代の教育で、
更に興味深かったのは
もうひとつ「親切」をしていないから
だといいます 。(「親切」の意味に注意↓)
「親切」とは、人に優しくすることではありません。
僕のセミナーに、子育ての基本である「生きる力を養う」ことを目的とした「親力(おやりょく)プログラム」というものがあります。そのなかで「親切」とは読んで字のごとく「親を切ること」を教えています。
親の価値観から、自分を切り離すのです。
なぜ、親を切らなければならないのかというと、親の価値観のなかにいる限り、「自分」を生きられないからです。
お金について
豊かな人の発想は
貯めるのではなく、巡らせる。
お金を貯め込むということは、自分も他人も未来も信頼していないことの現れです。
また、自分が何にお金を使うかで、
環境や国をかえることもできると
いいます。
たくさん消費して、不健康になっていく生き方から、身体に優しい食生活をして健康に生きる。これは、自分の身体や生き方に対する愛、思いやりです。
自愛があれば、医療費も少なくなるはず、とも。
医療任せでなく、自分の体は自分でケアすることが基本と
いわれた免疫学の権威、安保徹先生が思い出されますね。
後半では、2012年の国際環境会議で伝説のスピーチを
アップル社のスティーブ・ジョブズ氏の最後の言葉なども
一部引用されていました。
これまでの行き詰まった世界を変えていくには
私たち個人の意識や発想の大きな転換が必要であり
より宇宙的で次元の高い感覚を大切に
愛を基盤に行動していくことが求められるんですね。
そして、愛は自由の中に生まれます。
「自由」という世界観こそが、人もお金も関わるものすべてに最大限に、伸びやかに力を発揮させてくれるからです。
僕が言う「自由」という言葉の意味は、時間が自由になるとか、やりたいことができるというレベルではありません。
自分がどこにいても、誰といても、どんな状況でも「大丈夫」と思える自分になることです。
それが本当の自由です。
自由という言葉は、「自分自身に由来する」という意味からきています。
つまり、自分であるがゆえに自由だということ。
やんちゃな神さま…などの本もそうでしたが
何と言っても金城さんは、宇宙人度高く(笑)
物事に対する見方や視点がより多角的・客観的で
本質をついているな~と
示唆に富んだ内容であり、さっと読むだけでなく
何度かじっくり読み直して、実践されることが
お薦めの一冊です。
それぞれが自分自身の本質へと"目覚めて"いく時代です☆
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