不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

批評家と行動家-『ヴィジョン』トム・ブラウン・ジュニア

 

 

 

グランドファーザーは言った。
「世界には、批判家と行動家という二つのタイプの人間しかいない」
 彼によると、批判家は座ったまますべてを批判し、何かを変えようとするわけでもなく、生きるのにも無気力な人たちだと言った。私たちも、今後、「知ったかぶり」批判家から「何もしない」批判家まで、多くの批判家に出会うだろうとも言った。
 グランドファーザーは、また、本当の意味での行動家はほんの一握りだと言った。行動家は批判家たちが批判する人たちだ。なぜなら、彼らこそ実際に行動を起こしているからである。行動することこそ、生きることなのだ。行動家は変化をもたらす人々で、批判したりしない。行動するのに忙しくて批判する時間などないのだ。
 グランドファーザーは、行動家になる方が難しいので、私たちにはそれを目指すようにと諭した。批判家にはすぐになれると言ったのだった。
「批判家はよく“不可能だ”と言ったり、基本的に物事を疑ってかかったりする。自分たちで何かをやってみたことがないから、ほかの人にそれができるわけがないと思うのだ。しかし、行動家はどんなことも可能だと、ちゃんとわかっているぞ」   

   『ヴィジョン』トム・ブラウン・ジュニア

              

 

ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来 (5次元文庫)

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作者は、7歳の時に

ネイティブ・アメリカンの古老ストーキング・ウルフと出会い、

彼から古来のサバイバル技術と

その深遠な叡智を学んだ稀有なトラッカーだ。

 

 批判する人と行動する人

このタイプ分けはよく言われることであるが

実際に、行動する人でいるのは

ここでも指摘されているように

ことのほか難しい。

 

自分が動かずに、何かを批判するのは

誰でも、すぐ出来ることだから。

もし、誰か他の人や、自分自身を批判したくなったら

とにかく何かしらの行動を起こせば

そんな暇はなくなる、というのも確かである。

 

出来ないという前に、とりあえず動いてみるように

自分自身を変えることから始めてみたい・・ 

 

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