不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

実現化の真髄-『まわりにいっぱい奇跡が起こる本』デイビッド・シュパングラー

 

 

 

 本質的には、実現化とは獲得の側面よりも創造の側面、つまり自分自身と自分の世界を作りあげていくことに関する問題だ、というのがわたしの視点だ。それはあらゆる創造物との愛と分かち合いの行為であり、どんな愛の行為もそうであるように、そこには得ることと与えることが同等に存在する。情熱と実在の感覚がなければ、心の通わない獲得のテクニックにすぎない。それでは人生をスピリットでいきいきと輝かせるかわりに、色あせたものにしてしまうだろう。

『まわりにいっぱい奇跡が起こる本』 デイビッド・シュパングラー

 

これも当初は買ったまま、置いてあった一冊。

その後だったからわかるし、読んでよかったと思う。

 

まわりにいっぱい奇跡が起こる本

まわりにいっぱい奇跡が起こる本

 

  

著者は、フィンドホーンのメンバーとしても

活躍された時期もあり

生い立ちにあるように、

科学的なスタンスも持ち合わせ

実現化(manifestation)の真髄を詳細に伝えてくれます。


しかし、彼の場合は、

巷にあふれる引き寄せの法則というよりも

一方的でも神頼みでもない、獲得ではなく、

分かち合いと創造である

と述べているところが素晴らしいですね。

 

結構、読み応えのある内容ですから

じっくり読んで、実践するのもいいでしょう。

そしてまた読み返すと、

著者の本当に伝えたいことも

よくわかるかと思います。

 

 逆説的だが、そうなると、実現化をおこなう必要がだんだんなくなってくることに気づくかもしれない。全体性を実感しながら生きることがそれ自体で深い充足感を与えてくれるし、特定の実現化プロジェクトを計画しなくても、自分の必要性や願望が自然に満たされる場合が多いことを悟るからだ。こんどは人生全体と、その世界との共同創造的な相互作用があなたの実現化プロジェクトになり、あなたはやがて、みずからの共同創造的な本質の全体性を真に表現するような、たがいを与えあい、受けとりあう流れのなかに自身を見いだすだろう。

 

奇跡は日常にあるという夢あるタイトルに

ふさわしい美しいカバーの装画は、鯰江光二さん。

訳は、透視ヒーリングのスクールで

おなじみ(通訳さん)だった

高橋裕子さんによるものでした。

  

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