不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

現在がパワーのポイント-『セス・ブック 個人的現実の本質』

 

 

 

 現在がパワーのポイントである。
 これは実質的に本書でもっとも重要な言葉の一つで、あなた方が理解している時間の枠組みの中で効果を持ちます。――あなたはスピリットと肉体が交わる現在で、自分の観念に従ってたくさんの蓋然性から出来事を選び、現実化しています。

 

 あなたの身体と心をスピリットの全能力が一つに焦点を結び、見事に「現在」という経験に集約されます。自分は過去に、あるいは過去の思考に支配されているとあなたが信じない限り、それらに支配されはしません。あなたの現在のパワーを充分に取り込めば、その時点でのその行為全体がもう自分の過去や観念や反応を変えていることに気づくでしょう。

     

     『セス・ブック 個人的現実の本質』  ナチュラルスピリット

 

セス・ブックと呼ばれているチャネリング本の名著

といわれるシリーズの二冊目から

 

セス・ブック 個人的現実の本質

セス・ブック 個人的現実の本質

 

 


“観念が現実を引き起こすと、わたし(セス)はくり返し言いました。”

 

 

 

 煩わしい制限から自分を解き放つには、親愛なる友よ、現在において過去を新たに再構成することです。状況がどうであれ、過去を豊かな源泉として使うことができます。自分が達成したことだけを見つめ、過去を組み立て直してご覧なさい。――
 基本的に過去と未来は同時に存在しているため、あなたは危険にも過去と同じ延長線上に同時に未来も組み立てているのです。

 

 あなたの観念は催眠術師のように働きます。特定の指示が与えられている限り、あなたの経験も「自動的」に従います。その状況を突破する暗示はこうです。「わたしが自分の現実(リアリティ)をつくっていて、現在がわたしのパワーポイントである」。あなたの観念の結果が好ましくなければ、その観念を変えなければなりません。なぜなら外側の状況をいくら巧みに処理しても、あなた自身は解放されないからです。現在におけるあなたの行動力と決断力を本当に理解すれば、過去の出来事に力を奪われることはなくなります。


分厚い本であり、膨大な情報量にも思えるが、

こういうものの出会いで、

必要な時に、必要なところに接するものともいえる。


一冊目の『セスは語る』を、書店で見た時は、買わなかった。

その後、翻訳されたこちらの二冊目のほうを先に読んだのは、

もう少しわかりやすい気がしたから、だったが、いずれにせよ、

自分も新たに成長するにつれ、より理解出来るものなのだ。

引用箇所は、導入部で、このあと、思わしくない観念で現実が不満なら、

そこに焦点を当てて更なるネガティブさを集中強化したりせず、

望ましい観念で満足するものに、よき面に注意を向けて、

それが自然なものになるよう替えていこう

という趣旨で述べています。

 

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