変化が加速する時代にあって
一つの肩書きに安住することなく
様々な企画や活動を精力的に打ち出している
”芸人” 西野亮廣さん。
僕は、皆が右に進んでいる時に「左という選択肢もあるよ」と行動でもって提案する人や、具体的にいうと、まもなく定年で、まとまった退職金も貰えるのに、それまで我慢できずに会社を辞めて、喫茶店を始めちゃうオヤジだとか、そういう生き方をしている人を「芸人」と呼んでいる。
つまり、「芸人」というのは、肩書きではなく、生き方の名称だ。
前、話題作の『魔法のコンパス』から一年
昨年秋に出された新刊が、更に評判となっています。
「企画の作り方や、人の巻き込み方や、バズらせ方や、作品の届け方? おいおい西野、この本(『革命のファンファーレ』)に書いてることと同じじゃねーのかよ!」という声が聞こえてきそうだが、時代は僕が予想していたよりも速いスピードで変化しており、去年の常識が、今年の常識でないケースが増えてきたので、慌てて『革命のファンファーレ』を書き、それらをアップデートした次第だ。
著者はどちらもビジネス書として位置づけており、
彼の絵本『えんとつ町のプペル』を創り、世に出した過程など
具体的な数字を示した戦略プラン
(クラウドファンディング、無料公開等)についてはもちろん、
根本的なお金と行動、努力などに関してのコンセプトを
惜しみなく伝えてくれます。
新時代の大前提は、
『魔法のコンパス』でも強調されていたとおり、
自動改札機が生まれ、改札口から駅員が姿を消したような変化が、今アチコチで起こっている。
「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と言われても、好きでもない仕事は消え、好きなことしか残らなくなってきている。
ここからは、“好きなことを仕事化するしか道が残されていない”時代だ。
多くの親や先生は、この変化を捉えていない。
彼らは、この大波の乗り越え方を知らないのだ。
また、これからは
一つの職業に縛られず、多くのことを手がける時代といいます。
20年前は、日本の本屋さんがここまでのハイペースで潰れていくことなんて想像もしなかった。
職業そのものがなくなっていく時代に突入し、副業、兼業、転職が常識になりつつある。
上の世代は、職業をたくさん掛け持つと「結局、何がやりたいんだ! 一つに決めろ!」と咎めてくるけれど、どっこい、やりたいことを掛け持つことや、やりたいことに迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ。
生物が生き残ろうとして、何が悪い?
今の時代に「〇〇になる!」と肩書きを一つに決め込む方が、よっぽど危険だ。
やりたいことが見つからないことは、間違いでも何でもない。
肩書きが猛スピードでなくなっていく時代にキチンと対応できている証拠だ。
「アッチがダメなら、コッチだ!」と、肩書きを移動できる準備ができているわけだ。
周りはとやかく言ってくるかもしれないが、肩書きを一つに絞れずに肩身の狭い思いをしているあなたは大丈夫、何も間違っちゃいない。
まあ、昔から
多才な人というのはいましたが、
情報化時代には、
プロ並みの趣味人(アマチュア)は
一般化し、増えていますね。
堀江貴文さんも『多動力』という本を出していますが、
やはり、キーワードは「情報」と「行動」のようです。
お金の本質については、
西野さんも堀江さんと同じように定義しています。
ウダウダ語るのも面倒なので、結論を言う。
「お金」とは信用を数値化したものだ。
ちょうど前回、堀江さんの『人生はカネじゃない!』を
載せましたが、やはり西野さんもその ”信用”についての
アドバイスをしてくれます。
お金を集めるには信用が必要だ。
そして信用を勝ち取る為には、お婆ちゃんみたいなことを言うが、嘘をつかないことが大切だ。
その為には嘘をつかなくても良い環境を作ることが大切だ。
人が嘘をつく理由は、嘘をつかざるをえない環境にいるからだ。
僕らの意思決定の舵は、僕らの「脳」ではなく、「環境」が握っている。
考え方を変えたいなら、環境を変えた方が、てっとり早い。
西野さんが絵本を無料公開したことで
様々な意見や論議が交わされ
騒ぎになりましたが、
その無料公開についても
どのような仕組みで、どういった効果をもつのか
どういう時代なのか…と解き明かされています。
クラウドファンディングや、オンラインサロン、その他もろもろの「信用をお金に両替するツール」の登場により、正直者がバカを見る時代は完全に終わった。
これからは、本音は別の場所にあるのに、生きていく為に周りと意見・足並みを合わせる「空気を読む」という行為が、リスクになってくる時代だ。
嘘つきはキチンと痛い目に遭う。信用が離れ、お金が離れていく。
まだ、嘘を重ねている「嘘を重ねなければならない環境にいる」人は、とっとと鞍替えした方がいい。
結論、やるしかない。
何があろうと、自分に時間を使うしかない。
指が変形するまでペンを握るしかない。
無料公開が常識となった今、実力が可視化されるようになった今、一番の広告は「作品のクオリティーを上げること」だ。
数学とオセロが得意な西野氏は、
優れたビジネスマインドの持ち主でもあり、
自己啓発書的扱いは嫌なようですが、
自ら努力は必要と言っています。
常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。
一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。
お金と広告をはじめ、その仕組みと
ビジネス戦略を知りたい人はもちろん、
何となく手にとった人でも
彼の成功へとつながる
意識の持ち方というか心構えは
いろいろな場面でも参考になると思います。
また、さらに人生は長くなり、
いわゆる定年後から
新しい仕事をしていく時代になっていくことで
老いの定義や在り方も新しくなるだろうと
いう示唆も興味深く、
時代の大きな変化を再認識させられます。
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