不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『秋山佳胤のいいかげん人生術』-自身の「いいかげん=良い加減」を見つける

 

 

 

弁護士の秋山佳胤さんは、

不食の人としても広く知られています。

最近では、不食はともかく、

一日二食や一食という生活スタイルを

取り入れている人も少なくなっているようですね。

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

秋山さんの講演を元に編集・構成されたという

本の一冊がこちら

 

秋山佳胤のいいかげん人生術

秋山佳胤のいいかげん人生術

 

 

1章のいいかげんな食事術から始まって

健康術、教育術、自分術、死生観、人生問答、

編集者の服部みれいさんとの人生対談、

そして、おまけの章では

わたしたちには、いいかげんに生きる権利がある!まで

正確には、はじめとおわりにもありますが

コラムもおりこまれて、読み応えがあります。

 

何より、いいかげんなさじ加減が妙で

面白く楽しく読める一冊、

そして常識にとらわれない

自由な考え方、在り方が

気持ちよく響いてきて

特に好きな一冊です。

 

まず、はじめに、の

「アドバイスを受けるときのアドバイスからし

とてもよかったです(笑)

これは、他のご著書でも触れられていますが、

身の周りに多くの情報が飛び交っている現代では

とても大事なことだと感じます。

 

 本書では、世に知られていないことをいろいろとお伝えしていきます。

 これを踏まえ、わたしからのアドバイス、というか、注意点があります。「くれぐれもわたしの話を真に受けないように」ということです。

 わたしは何か冗談をいっているようなものかもしれません。それを真に受けて、「秋山さんがいったことをそのままやったけど、うまくいかなかった!」といわれても、責任はとれません。わたしは無責任さを売りにしているものですから。

 わたしのことばではなく、みなさんの直感、内なる声、内なる感覚に意識をかたむけていただいて、それらに忠実に行動していただけたらと思うんです。

 

 

 

秋山氏は、不食となるきっかけを与えてくれた

不食のジャスムヒーンんでさんの知恵のひとつを伝えてくれます。

 

 人からアドバイスを受けたときに、もしくは、たとえばインターネットの記事や本を読んでいてアドバイスに接したときに、それが自分の自由を広げるものなのか、あるいは、自由を制限するものなのかをチェックしてみてください。

 もし自分の自由を広げるものであれば、それを受け入れてみてもいいでしょう。しかし自由を制限するものであれば、受け入れる必要はありません。

 自由を制限するアドバイスト受け入れると、そのたびに自由は狭くなっていきます。身動きがとれなくなっていくわけです。

 どうぞ、ご自身の「いいかげん=良い加減」を見つけてください。

 

のっけから、ほとんど引用になりましたが、

とても大事なことを述べられています。

エネルギーワークを習った時、

宇宙の法則では何より「自由意思が尊重され、

それを侵すことは、過干渉になる」といわれました。

 

 本書を通して大切にしている視点は、「自由意志の尊重」です。わたしたちは、自由意志を与えられ、その自由意志を創造的に発揮して表現、行動することが可能な、主体的な存在です。その意味で、わたしたち一人ひとりが「創造主」ということができるでしょう。

 本書が、みなさんにとて、より自由な視点を持ち、また行動・思考の選択の幅を広げ、ご自身本来のすばらしさに気づいていただくきっかけに、勇気をもって、たのしく自分らしさを表現するきっかけになれば、これ以上うれしいことはありません。

 

もうこれだけでも、手にする価値はありますね(笑)

さて、内容は最初に章を記載したように多岐にわたりますが

中でも「いい加減な教育術」は

子育てに悩む方々には、好評のようでした。

例えば、秋山氏の二人目の息子さんは

小学校に入ってまもなく通わなくなり、

いわゆる不登校だったそうですが、

秋山さんはそのまま受け入れて接してこられました。

なかなか出来ないことなのかもしれませんが

本当のことを言えば

私などの時代でも、不自由さや窮屈さを感じる

学校が素晴らしいと思ったことは

ありませんでした。

更に価値観が多様化して

変化の激しい現代では、

これまでの教育制度がまともに機能しているとは

思えません。通えないのが悪いのではないと感じます。

あらゆるものが変革期ですから、

より自由で臨機応変である必要があるのでしょう。

 

 

考えすぎてしまうという方の、もっと直感的に

ものごとに対応できるようになりたいという質問には

 

秋山さんご自身も、以前は石橋を叩いて渡るどころか

壊してしまうほどだったといいます。そうすると、

想定外のことが起こって、余計に疲れる。

 

 それであるとき、「ああ、どうせ想定外のことが起こるんだったら、もうはじめから想定するのはやめよう」と思ったんです。そうすると想定外のことはなくなります。なぜなら、想定するから「想定外」になるんですね。今は、逆にすべてが想定外です。はじめから想定しないから。何か起こったら、その瞬間にベストを尽くします。

 そうすると、事前に考えるというエネルギーを使わず、ある意味で休んでいるから、本番に力を発揮しやすいんです。どんなときも楽に過ごせます。たとえば買い物で悩んだとして、「買っても買わなくてもどっちでもいいや。まあ、とりあえず買っておけ」と考えます。……

 

 わたしも、さんざん難行苦行を行いました。でも今のわたしにとっては、楽に過ごす、軽やかにたのしく過ごすというのが自分らしいです。そのことに徹底しているから、「自分が正しい人間でなければならない」という考えかたはやめたんです。

 すてきかどうか。心地よいかどうか。気が向くかどうか。

 正しいかどうかの論理ではなくて、どうぞ感性のほうを優位にしてみてください。

 

続いて述べられていますが、今は感性と論理の統合の時代に来ており

論理優先の時代(魚座)から、

感性優位でバランスをとる時代(水がめ座)へと

移行しているのですね。

私も昭和生まれの世代ですから、この切り替えは

意識的にチャレンジしていく必要があります。

バージョンアップしていく世代とは違い、

今の時代、生まれてくる新しい世代は最初から(搭載され)

既に切り替わっている人も多いようですね。

新時代を生きていくうえでも

自由な視点と軽やかな生き方をを伝えてくれる一冊です。

 

 

 

 

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