弁護士の秋山佳胤さんは、
不食の人としても広く知られています。
最近では、不食はともかく、
一日二食や一食という生活スタイルを
取り入れている人も少なくなっているようですね。
秋山さんの講演を元に編集・構成されたという
本の一冊がこちら
1章のいいかげんな食事術から始まって
健康術、教育術、自分術、死生観、人生問答、
編集者の服部みれいさんとの人生対談、
そして、おまけの章では
わたしたちには、いいかげんに生きる権利がある!まで
正確には、はじめとおわりにもありますが
コラムもおりこまれて、読み応えがあります。
何より、いいかげんなさじ加減が妙で
面白く楽しく読める一冊、
そして常識にとらわれない
自由な考え方、在り方が
気持ちよく響いてきて
特に好きな一冊です。
まず、はじめに、の
とてもよかったです(笑)
これは、他のご著書でも触れられていますが、
身の周りに多くの情報が飛び交っている現代では
とても大事なことだと感じます。
本書では、世に知られていないことをいろいろとお伝えしていきます。
これを踏まえ、わたしからのアドバイス、というか、注意点があります。「くれぐれもわたしの話を真に受けないように」ということです。
わたしは何か冗談をいっているようなものかもしれません。それを真に受けて、「秋山さんがいったことをそのままやったけど、うまくいかなかった!」といわれても、責任はとれません。わたしは無責任さを売りにしているものですから。
わたしのことばではなく、みなさんの直感、内なる声、内なる感覚に意識をかたむけていただいて、それらに忠実に行動していただけたらと思うんです。
秋山氏は、不食となるきっかけを与えてくれた
不食のジャスムヒーンんでさんの知恵のひとつを伝えてくれます。
人からアドバイスを受けたときに、もしくは、たとえばインターネットの記事や本を読んでいてアドバイスに接したときに、それが自分の自由を広げるものなのか、あるいは、自由を制限するものなのかをチェックしてみてください。
もし自分の自由を広げるものであれば、それを受け入れてみてもいいでしょう。しかし自由を制限するものであれば、受け入れる必要はありません。
自由を制限するアドバイスト受け入れると、そのたびに自由は狭くなっていきます。身動きがとれなくなっていくわけです。
どうぞ、ご自身の「いいかげん=良い加減」を見つけてください。
のっけから、ほとんど引用になりましたが、
とても大事なことを述べられています。
エネルギーワークを習った時、
宇宙の法則では何より「自由意思が尊重され、
それを侵すことは、過干渉になる」といわれました。
本書を通して大切にしている視点は、「自由意志の尊重」です。わたしたちは、自由意志を与えられ、その自由意志を創造的に発揮して表現、行動することが可能な、主体的な存在です。その意味で、わたしたち一人ひとりが「創造主」ということができるでしょう。
本書が、みなさんにとて、より自由な視点を持ち、また行動・思考の選択の幅を広げ、ご自身本来のすばらしさに気づいていただくきっかけに、勇気をもって、たのしく自分らしさを表現するきっかけになれば、これ以上うれしいことはありません。
もうこれだけでも、手にする価値はありますね(笑)
さて、内容は最初に章を記載したように多岐にわたりますが
中でも「いい加減な教育術」は
子育てに悩む方々には、好評のようでした。
例えば、秋山氏の二人目の息子さんは
小学校に入ってまもなく通わなくなり、
いわゆる不登校だったそうですが、
秋山さんはそのまま受け入れて接してこられました。
なかなか出来ないことなのかもしれませんが
本当のことを言えば
私などの時代でも、不自由さや窮屈さを感じる
学校が素晴らしいと思ったことは
ありませんでした。
更に価値観が多様化して
変化の激しい現代では、
これまでの教育制度がまともに機能しているとは
思えません。通えないのが悪いのではないと感じます。
あらゆるものが変革期ですから、
より自由で臨機応変である必要があるのでしょう。
考えすぎてしまうという方の、もっと直感的に
ものごとに対応できるようになりたいという質問には
秋山さんご自身も、以前は石橋を叩いて渡るどころか
壊してしまうほどだったといいます。そうすると、
想定外のことが起こって、余計に疲れる。
それであるとき、「ああ、どうせ想定外のことが起こるんだったら、もうはじめから想定するのはやめよう」と思ったんです。そうすると想定外のことはなくなります。なぜなら、想定するから「想定外」になるんですね。今は、逆にすべてが想定外です。はじめから想定しないから。何か起こったら、その瞬間にベストを尽くします。
そうすると、事前に考えるというエネルギーを使わず、ある意味で休んでいるから、本番に力を発揮しやすいんです。どんなときも楽に過ごせます。たとえば買い物で悩んだとして、「買っても買わなくてもどっちでもいいや。まあ、とりあえず買っておけ」と考えます。……
わたしも、さんざん難行苦行を行いました。でも今のわたしにとっては、楽に過ごす、軽やかにたのしく過ごすというのが自分らしいです。そのことに徹底しているから、「自分が正しい人間でなければならない」という考えかたはやめたんです。
すてきかどうか。心地よいかどうか。気が向くかどうか。
正しいかどうかの論理ではなくて、どうぞ感性のほうを優位にしてみてください。
続いて述べられていますが、今は感性と論理の統合の時代に来ており
論理優先の時代(魚座)から、
感性優位でバランスをとる時代(水がめ座)へと
移行しているのですね。
私も昭和生まれの世代ですから、この切り替えは
意識的にチャレンジしていく必要があります。
バージョンアップしていく世代とは違い、
今の時代、生まれてくる新しい世代は最初から(搭載され)
既に切り替わっている人も多いようですね。
新時代を生きていくうえでも
自由な視点と軽やかな生き方をを伝えてくれる一冊です。
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