前々回に
2005年のバシャールと坂本政道さんによる
対談本をあげましたが、
今回は、2017年の本で
ヴォイス社の喜多見龍一氏やスタッフが
バシャールと話したものがまとめられた一冊です。
BASHAR(バシャール)2017 世界は見えた通りでは、ない バシャールが語る、夢から覚めてありありと見る、世界の「新しい地図」。
- 作者: ダリル・アンカ,喜多見龍一
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 2017/11/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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“世界は見えた通りでは、ない”
とあるように、
私たちの世界の仕組みを、
バシャールたちの更に広い視点から
新たに伝えてくれています。
地球も刻一刻と変化し、波動が上昇し、
そのスピードも加速しているなかで
バシャールの話は興味深く、
現実世界を成り立たせている
私たちの根本的な意識の在り方について
認識できるのが魅力です。
三日間の対談に沿っての章立ては
第1章 “反映”として次々多重化される世界
第2章 時間は意識の副作用である
第3章 別の並行世界にジャンプする
実際の質疑応答の内容は多岐にわたり、
興味は尽きません。
時空間に縛られ、限られた視点の私たちへ
バシャールが例をあげて丁寧に
説明してくれます。
オーバーソウルやザ・ワン~オール・ザット・イズという
世界の構造についてもかなりの頁がさかれていましたが、
ここでは、私自身が興味を惹かれた一般的な事柄への
バシャールの言及をいくつか引用(行間は詰めて)
します。
喜多見
幸せという概念はなかなか難しいですが、バシャールの考える「幸せ」とはどんな感じですか?
バシャール
しあわせというものを定義できる要素がひとつあるとすれば、それは「本当の自分自身でいること」、「自分に正直であること」です。
これができていたらハッピーです。
私たちの文明では、全員が自分自身に正直です。
ですから、個人個人がおかれている環境にかかわらず、全員がハッピーです。
でも、おっしゃる通り、状況が幸せを左右するのではなくて、あり方のステート、それが幸せを左右しますね。
バシャール
あなたにとって、必ずなにかの役に立つ意味があるので、それらは起きます。
私たちの社会だけでなく、皆さんの現実においても、すべては起きるべくして理由があって起きています。
その理由を理解し、それに対応していけば、私たちが起きたことに対応するのと同じような形で対応することができます。
つまり起きた内容そのものが大事なのではなくて、「それにどう対応するか」が大事だということです。
私たちの文明でも予期せぬ出来事は起きますが、それを私たちは、「お祝いして、好奇心をもって」捉えます。
なぜかと言うと、そういう出来事は「起きる理由があって起きる」からです。
それを知っているので、ネガティブに反応する理由が、私たちにはありません。
ネガティブに反応したら、私たちにとって役に立たないことを知っているからです。
現実がどういうメカニズムで起きているのかを知っているので、起きたことが自分の役に立つように対応していきます。
ネガティブな反応をしてしまえば、その出来事が自分にとってネガティブな作用を及ぼすことを知っているので、ネガティブに反応する理由がないのです。
私たちにとっては、ポジティブに反応する以外、選択肢がない、と言えます。
あるいは、それ以外の反応をとる「合理的な理由」がない。
なぜかと言うと、どういうメカニズムで起きているか分かっているからです。
私たちが今話していることは、単なる理論の話ではなく、現実がどのように機能しているかという「現実の取扱説明書」です。
現実を生きていくうえでのトリセツ
面白く、とても参考になります。
喜多見
――バシャールの世界でもまだ病気は存在しますか?
バシャール
病気にかかることはありません。
私たちは、「楽な自然な状態でない」ということがないからです。dis-ease(病気:ディス・イーズ)というのは、楽な自然な状態ではないという意味です。
喜多見
ということは、私たちもずっと「楽な状態を生活のなかでキープ」できれば病気にはならないということでしょうか?
バシャール
理論的にはそうです。
自分を無理やり、病気にして、その病気を通して学ぶという体験を選ばなくていいわけですが、例外はあります。
なにか理由があって病気を体験したいという人もいるでしょうが、ほとんどの人にとって病気(ディス・イーズ)は、「本当の、自然な自分」であることに抵抗しているということです。
自分のネガティブな信念に基づいて行動しているとき、あるいは、本当の自分ではなく、誰か別の存在になろうとしているとき、そんな状態のときにどうやったら楽で自然でいられるのでしょうか?いられないですよね。
さらに2章では、
多くの人が持っている
「死」という概念についての怖れは必要ないという
バシャールの説明も詳しくなされていました。
結局、「死ぬのが怖い」というのは「着替えるのが怖い」と
いっているのと同じで、シンプルなことだといいます。
時間が幻想という話もありました。
バシャール
「時間」というのは、皆さんの意識が「毎秒、何十億という並行現実を通過する」ために起きてくる「副作用」です。
別の言い方をすると、時間は、フィルム映像です。
映写機にフィルムをかけます。
フィルム上の映像は、ひとコマひとコマ同時に存在していますが、フィルムの進行方向が一方向しかないので、時間は過去から未来へ一方向でしか進まないように見えます。
フィルムには、すべての映像のコマが「同時に存在している」のですが、皆さんが特定の順番でフィルムに光を当てていくので、(直線的に一方向に進む)「時間という幻想」が創られていきます。
喜多見
「時間は、今この瞬間しかない」と、スピの世界では昔から言われてきました。
その「今の瞬間」がたくさんの断片となって、ダーッとつながっている、という感じですか?
その一個一個の断片のなかに、未来も過去も畳み込まれているというニュアンスなのでしょうか?
バシャール
はい、そうです。
未来も過去も「別バージョンの今」です。
その「別バージョンの今」に、「自分がどのように関わるか」によって、過去だったり未来だったりと思えるだけです。
過去や、未来と言うときは、「今という瞬間」から、「別の今」(未来や過去)とどういう関係を持つかということです。
(※さらに言えば、今というこの瞬間に、過去をどう位置づけるか、未来をどう思い描くかで、過去も未来も変化し、変えうる)
自分の意識が拡大していけば、時間の流れという「連続性(瞬間瞬間に)分断してくる」という体験が増えてきます。
それは言ってみれば、1本のフィルムをひとコマずつに切って、それぞれの「順番を変えてみる」ということと同じです。
よりたくさんシンクロニシティを体験するようになってくると、人生が魔法のような人生になってきます。
これは自分の意識が拡大し、フィルムのコマの順番が変わったので、今までと同じように時間と空間を体験しなくなってきたということです。
そして私たちは、「物語」が好きで体験したいから
「時空」を体験しているともいいます。
確かに記憶も変わるし、
現実と思っているものも
絶対的なものではなく、
柔軟性のあるもののようですね。
ちなみに、バシャールの社会は
「シンクロニズム」で成り立ち、
「存在のシンクロニシティの流れに乗る」という
方法だといいます。
更に、ゼロポイント・エネルギーやフリーエネルギー、
AIについてなど盛りだくさんで
読み応えありました。オススメです!
長くなっちゃうので、今日のところはこの辺で…(笑)
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