不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』ROLANDさん-自己肯定感の高さが結果を出す/自分にウソをつかない

 

 

歌舞伎町きってのNo.1ホストとして知られ、

引退後は実業家として活躍しているROLANDさん。

ローランド様とも呼ばれ、そのライフスタイルと共に

セリフが名言として話題となり、本も出された。

 

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

 

 

私は、先にROLAND氏に関するYouTube

いくつか見ていて、興味を惹かれたので

本を手にしたのだけど、これが面白かった。

 

ROLAND(というスタイル)が生まれたいきさつ、

ご本人について、そして

名言といわれる彼の台詞の数々が挙げられ

それについて彼自身の哲学(美学)を語っていく内容。

 

タイトルにある「俺か、俺以外か…」というのは

「世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か」

からとられている。

 

 俺は幼少期から、自分は特別な人間だと感じていたし、どこにも属さないし属したくないとは心から願う、そんな子どもだった。

 もはや、クラスに分けられることすらも抵抗を感じていたことを覚えている。

 だから、このセリフは幼少期の頃から頻繁に使っていた。

 ごの学校には二種類の生徒しかいない。俺か俺以外か。と(笑)。

「〇〇系」やら「〇〇タイプ」なんて、カテゴライズされて生きていくなんて、絶対に嫌だった。

 

大人になって気づいたのは

 

 歴史的になにかを成し遂げるためには、ある程度エゴイスティックになる必要があるし、自分は特別であると信じる必要があると。

 そもそも特別な存在で居続けるために、当然ながら、努力も、発想の独創性も、勇気も必要だ。

「俺以外」として生きるほうが何倍も楽だろう。

 

しかし、彼は

「俺以外」として人生を歩んでいくのは嫌だ

唯一無二の「俺」でいたい。という。

 

また、こんなセリフもある。

 

「100人が100人ダメと言っても、

 その100人全員が間違えているかもしれないじゃないか」

「多ければ正しい」という、この言葉。

 これって、非常にリスキーな考え方だと思う。

 多ければ正しいの? 少なかったら間違っているの?

 少ないほうが正しいことを言っていることだってある。

 

多ければ正しいとは限らない。

この言葉は、彼自身が常に自分に言い聞かせてきたという。

 

自分の価値観というものを大切にしてきた。

入店初日に俺は、「歴史を塗り替える伝説のホストになる」と言った。

100人が100人できないと言ってきた。

選ばれる側ではなく、あくまで選ぶ側というスタンスで仕事をした。

100人が100人、それは違うと言った。

大学に入学して、早々に辞めた。

100人が100人、馬鹿げていると言った。

その時、俺はこう思ったんだ。

その100全員が間違えているのだと。

自分が信じた道を、仮に全員が反対と言うのならば、その全員が間違っていたのだということを証明すればいいだけの話だ。 

 

彼のセリフは、言う人を選ぶくらい

潔く小気味よいものが多いけれど、

時にナルシストで、自信に満ちあふれたスタンスは

どこから来ているのでしょうか

と感心して知りたくなるよね。

 

ローランド氏は

子供の頃からサッカー選手を夢見たサッカー少年で

帝京高校に入り、サッカー漬けの日々を送ってそうだ。

全国選手権大会で優勝することを目標にして努力していたが

決勝で敗れ、サッカー部を引退。夢破れ、無気力になったり

激しい挫折感を味わったという。その後、新たな自分探しをしつつ、

先生と両親に勧められ、大学に進むことになった。

 

 そしてついに迎えた大学の入学式の日。ここは俺の居場所じゃない、そう実感した。

 この時にわかったのが、俺は人の決めた人生は歩めない、ということ。

 自分の人生は自分でクリエイトしたい。

 

数日後には、周囲の反対を押し切って大学を辞め、

ホストになると決意したんですね。

何でホストかって、面白いことに小学生の頃に

テレビで見たナンバーワンホストへの姿が脳裏に

焼ついていたという。

 

しかしながら、物事はそう簡単には進まず、

なかなか売れず、お金もなく、

1日にコンビニのパン一つという時期もあったそうだ。

 

とはいえ、そこは唯一無二の「俺」である。

「俺がホスト業界を変える」「伝説を作ってやる」と

自信だけはあって、次第に頭角を現していったわけですね。 

 

 

 

ホストという仕事について、私はほとんど知らないが、

彼はその中で、売掛(お客によるお店への借金)をやめ、

お酒も飲まないという独自の営業スタイルも確立。

売り上げを上げて、歌舞伎町ナンバーワンとして

メディアに登場する機会も増えていったという。

自ら、新人ホストを育てる一方で、昨年末に

現役ホストを引退して、独立したという経緯が

語られている。

 

人から必要とされて、脚光を浴び、熱狂させる

そんな人生を望んでいる彼らしく

ある意味、ホストも天職だったのかもしれません。

持ち前の頭の回転のよさと明るさ、不屈の精神、

そして、尊敬するのはミュージシャンの父親という

彼は、家族みんなが大好き。

かなり恵まれた家庭環境といえそうで

愛されて育ってきた自覚もあり、

ローランドという存在でみんなを幸せにしたいという

使命感が出てきたという。

意外にも

本気の恋愛をしたことがないという彼だが、

家族への愛、仕事への愛、従業員への愛など

愛の対象は様々。

 

ホストクラブの従業員に関わったことで

複雑な家庭環境で親の愛情を受けずに育った人が

少なくないことを知ったという。

彼はこうした子たちにも愛情を持って接し、

更に小児がんの子どもたちのチャリティに参加したことなどで

活動を通じて、人のために役立ちたいという気持ちが強くなったそうだ。

 

 

ちなみにこの本の収益は、全額寄付ということで

半分は、カンボジアの子どもたちの育英のため
(この理由は本にもあるが、旅先での感謝から)

そして半分は、東日本大震災の復興のために、という。

 


現代ホスト界の帝王ROLANDの印税寄付の真相!カンボジアへの学校設立に完全密着。【ROLAND社長-完全密着-】vol.021

 

設立式でのあいさつがまたいいよね。

 

皆さんに伝えたいことが一個だけあるんですけど、

幸せはシェアしたほうが長く続く、と

まあ人っていうのは、お金だったりとか、食べ物だったりとか、

いろいろあるじゃないですか

そんな幸せを手にすると、独り占めをしたくなる、

そんな生き物なんですけれども、そこでね

皆に幸せをシェアしてみるともっと長く続くという、

僕のとても大切にしている考え方で

これを皆さまに伝えられたらいいなと思って

今日やってきました。

 

彼はまたテレビに出られる側になったとき

その事実も嬉しかったが、こう続けている。

 でも、一番嬉しかったのは、従来のホストの特集にありがちな、派手なシャンパンタワーや大金が舞うところに注目されたのではなく、俺のプロ意識や仕事に対する想いに注目してもらえたこと。

 今までの世間がホストに対するイメージを変えてみせた、センセーショナルな出来事だったと自負している。

 

個人的には、かっこいいホストっていうと、

何か漫画がドラマになった『夜王』の聖也を演じた

北村一輝さんのイメージで、

金髪でモデルやアスリートのようなローランドさんは

まるでベルサイユのバラっぽい雰囲気を

感じてしまいますが(笑)

やはり、何かを究めたり、結果を出す男性はカッコいいですね。

流れとして、スターやカリスマを擁する時代では

なくなってきているようですが

桜の花が好きというローランド氏は、

やはり絶頂期に引退して、

次の実業家としてのステージへ移られたわけです。

 

特に笑っちゃったのは

 

 よく女性に、

「貴方のことが好き」

 と言われるのだが、そのたびに、

「俺も好きだよ!」

 と答えていた。

「俺も(ローランドのことが)好きだよ」という意味でね(笑)。

 

女性は勘違いしちゃうじゃない(爆)

 

この自己肯定感の高さで思いだしたのはまた

「俺ってスゴイ」という苫米地秀人氏もそうだけど、

ごく普通のレベルからスタートするにはまず、

自分を愛しましょう、というところからでしょうね。

 

いずれにしても、嫌みとならないのは

双子の大好きな妹さんに素っ気なくあしらわれて

落ちこんだりするキャラなど

反骨精神の一方で素直さも垣間見えて

ほほえましさも感じられるから?

ナンバーワンホストらしいウィットに富んだ名セリフの数々と

突き抜けた爽快感もあって

興味持たれたら、一読をお薦めします。 

 

 

 

それぞれが自分自身の本質へと"目覚めて"いく時代です☆

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