不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

ほめられても、けなされても-『村上ラヂオ』

 

私たちは、ほめられると嬉しくて、

けなされるのは悲しかったりするものですが、

何でも褒められればいいというものはない。

 

 

 

 かなりの確信を持って思うんだけど、世の中で何がいちばん人を深く損なうかというと、それは見当違いな褒め方をされることだ。そういう褒め方をされて駄目になっていった人をたくさん見てきた。人間って他人に褒められると、それにこたえようとして無理をするものだから、そこで本来の自分を見失ってしまうケースが少なくない。
 だからあなたも、誰かに故のない(あるいは故のある)悪口を言われて傷ついても、「ああよかった。褒められたりしなくて嬉しいなあ、ほくほく」と考えるようにするといいです。といっても、そんなことなかなか思えないんだけどね。うん。

     『村上ラヂオ』 村上春樹


要するに人の言うことは、あくまで人の意見

嬉しくなったり、悲しくなったりしても

それに翻弄されない、って大事だな。

  

村上ラヂオ (新潮文庫)

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