不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

「今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語」ひすいこたろう×SHOGEN

 

 

2024年ですね。

新年早々、能登地震災害が起こり

被害にあわれた方に心からお見舞い申し上げます。

最善、適切な行動が行われますようにお祈りします。

 

さて、こちらのブログですが

昨年は更新してなかったことに

先ほど気がつきました(;´∀`)

 

久々に、今回ご紹介する本は

昨年、フォローしているツイッター Xで

薦められていたYouTubeを見て

そこで対談されてたSHOGENさんが書かれたものです。

 

 

YouTubeのタイトルには

何かと話題になっている2025年7月とか警告とかありますが

それはおいても素晴らしい内容で引き込まれました。

それも貼っておきます。

ナオキマンさんのインタビューも絶妙なので

ご覧になるといろいろな気づきがあるのではないでしょうか。

 


www.youtube.com

 

 

 

SHOGENさんは

アフリカの「ティンガティンガ」という絵に惹かれ

当地に渡って学んできたペンキ画家です。

住むことになったブンジュ村での不思議な出会い、

村長と村人たちとの交流を通して

生き方の本質をも学んできました。

それは何と、「日本人本来の心の在り方」

でもあったというのです。

そのお話を、ひすいこたろう氏との共著で

まとめられたのが、今回の一冊です。

 

  挨拶を終えると、村長はこう言いました。

「ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか、

 ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか、

 抱きしめられたら、温かいと感じられる心があるか。

 この3つがあなたの心の中にあるんだったら、村においで」

 

 これは、ブンジュ村にある「幸せの3か条」だそうです。

「幸せの3か条」の意味はとても独特です。

 1つめは「食事に感謝できるかどうか」ということ。でも、ただ感謝すればいいということではありません。感謝の心を持って、丁寧に味わうということです。

 

 そして2つめは、「おかえり」と言ってくれる人は、家族である必要はありません。この村では、家族と言う血縁にこだわらず、常にいくつかの家族が助け合って生活しています。だから、コミュニケーションをとても大切にします。(後略)

 

ちなみにおかえりというのは、挨拶できる存在であれば、

近所の人でも何でもいいそうです。

 

 そして、最後に村長の奥さんが、僕にこう聞いてきました。

「この世の中からお金というものがなくなったとしたら、あなたは生きていける人ですか?」

 彼女が言うには、いつか紙幣は紙切れ同然となり、価値がなくなる時代が来るそうです。

 そんな時代を生きられるのは、愛を持っている人だけ。愛を持って日常生活を過ごしてきた人は、その時代を生きられると言うのです。

 

 村長は、僕のキリンの絵を見ながら言いました。

「それは、自分のために描こうとしているのか?

それとも人のために描こうとしているのか?

人のために描くのはいいけれど、

そこに自分の喜びもないといけない。

人のためにやって人が喜んだとしても、

自分がまったく喜びが感じられないんだったら、

それはやめとけ」

 

 実際、改めて自分の絵を見た時、それはあきらかに注文主を喜ばせるための構図ですた。頼まれた仕事であっても、そこに自分の喜びをしっかり見出し、乗せていく。見つけられないならやめていい。

 この村では、自分の喜びをとても大切にしているのです。

 自分の喜びにどこまでも寄り添い、その喜びを素直に表現して生きる。それが歓喜する人間です。

 自分の喜びを生きていく時、人は自然に自分らしくなっていきます。

「自分らしさ」の手がかりは、喜びなんです。

 

 ブンジュ村の人たちの挨拶は、とてもユニークです。

「おはよう、今日も空を見上げている?」

「今日も裸足で土を踏みしめようね」

「今日は太陽に照らされた野菜たちが、すごく嬉しそうだね」

「この晴れ渡る感じが、今日もオレたちの中にあったらいいね」

「差し込んでくる光が希望に見えるね。今日は絶対いいことが起きるよ」

これがこの村の挨拶なんです。

究極は、朝と夜の挨拶です。

「ショーゲン、おはよう。今日、私は自分の人生を生きるね。

ショーゲンは誰の人生を生きるの? また夜ご飯の時に会おうね」

「ザイちゃん、おはよう。今日は誰の人生を生きる?

父ちゃんはオレの人生を生きるからな」

 

「おはよう。今日、誰のために生きる?

オレは自分のために生きるから。それではまた」

大人も子どもも、そう言います。

そして、夜、寝る時には、

「今日も、自分の人生を生きられた?」

「今日は、どんないいことがあった?」

と聞きます。

最初はビックリしました! だって、何気ない挨拶がちょっと重い(笑)。

挨拶は「とりあえず言うもの」ではないんです。相手の顔をちゃんと見て、その人の状態を感じて声をかけるんです。

 

 

 

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