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不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

大人の寓話を本気で-『誰もが幸せになる一日3時間しか働かない国』シルヴァーノ・アゴスティ

 

 

 

 このキルギシアという国では、どんな職場であっても、公共であれ民間であれ、一日に三時間以上働く人はいない。必要があれば残業することもあるとはいえ、それでちゃんとした給料が出る。残りの二一時間は、眠ったり食事を楽しんだり、創作活動をしたり、愛し合ったり、人生を楽しんだり、自分だけの時間を過ごしたり、子どもや仲間たちと交流したりして過ごすんだ。

 

 このようして、生産力は三倍になった。充実している人っていうのは、嫌々やっている人がやっと一週間かけてできる以上のことを、たった一日でできてしまうだろうからね。そう考えると「休暇」っていう概念がここには馴染まないし、意味のないものだって気がする。どんなときも人生を謳歌できるように、すべてが機能しているようなこの国ではね。

  『誰もが幸せになる1日3時間しか働かない国

         シルヴァーノ・アゴスティ

  

誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

 

 

原題は、“Lettere dalla Kirghisia”(キルギシアからの手紙)

イタリア人の著者が、2005年に出版してベストセラーとなったという。

 

キルギシアという秘境の国に逗留することになった主人公が

そのユートピアをまのあたりにして、母国に手紙で送る物語。

シンプルで読みやすい(字も大きく)内容だが

そんな在り方もありかな(笑)

と感じさせる軽やかさと爽やかな読後感。

 

そして、後書きを読むと

マルチな才能を芸術家として、何より、自由人として

実際に人生を送っている著者の姿を知ることになり、

精神の自由こそが、自由への道なんだなぁと

もしかして

ただの夢物語でもないかもと

希望すら感じさせられます。

 

時代のエネルギーは勿論、

あらゆる面で、変化と進化が加速されている今こそ

夢物語とか、理想と現実は違うと頭で考えず

よりよき世界へとひとりひとりが意識を変えていく

ことが切望されているように思います。

 

本の帯にもあるように

キルギシアでは、1日に3時間以上働く人はいない。

残りの時間は自分自身のために使う。

政治家はボランティア。

学校は「人生の谷」と呼ばれ、勉強がなく学びがある。
・・・
お年寄りは「人生のマエストロ」と呼ばれる…

いずれにせよ、

今行き詰まっているいろいろな社会システムは、崩壊して

新たなやり方へと移行していく過渡期であり

これまでの考え方と全く違う方法論というものも

視野に入れるのは悪いことでないと

感じるようになっている。

また、この記事を書いた当時(2011 年2月)よりは

ベーシック・インカムというものについても

より現実的になってきている。

大人の寓話を本気で考える時期ではないかとも思う。

 

……想像してみればいいんだ、その島を
         それだけでその島は 
     本当に存在し始めるんだから

 

やさしいベーシック・インカム

やさしいベーシック・インカム

 

 

 

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