『ミラクル★ヒーリング』の第2弾は、
ほっこりファミリー対談 ミラクル☆ヒーリング2 宇宙的しがらみの外し方
- 作者: 小林健,吉本ばなな
- 出版社/メーカー: ヒカルランド
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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このトークセッションは、2016年11月16日に
行なわれたそうで、この時のテーマは
宇宙的しがらみの外し方だったようですね。
日本人のほとんどはしがらみにとらわれている、で
始まります。
吉本 私、外国にいるときはすごく元気なんですね。時差ぼけも感じますけど、すごく健康を感じるんです。日々生きる、夜休んでる、細胞がはずんでる、そういう感じ。でも、日本に帰ってくると、シュシュシュッと細かくなって、神経質になる。だんだん箸の上げ下ろしも気になるようになってきちゃって、それがすごく不思議なんです。
小林 船井(幸雄)先生がいつも言うんですが、ほとんどの日本人はしがらみにとらわれているそうですから。
吉本 それでやられますね。でも、そんな日本の人にこそ元気になってほしいから、小説を書いたりするんですけど。
(中略)
小林 自由なんだろうけど、自分でしがらみで結わえていると思う。精神的な自由さがないから、自由になりたいと言うんじゃないですか。日本の女性は結構自由だと思いますよ。友達と喫茶店で会ったり旅行したり、女性は男性より結構いろいろやっていますよ。だけど、精神的に、私だけこんなことをやっていいのかしらとか、よけいなことを考えているんだと思う。それも一種のしがらみでしょう。
吉本 やっぱり気を遣うということですかね。
小林 そうそう。気の遣い過ぎ。
吉本 それはすごく感じる。反対にとらえると、きめ細やかさとか、いいところもいっぱいあるけど。
小林 いいところもめちゃくちゃあるけど、しがらみで全部ゼロになっちゃう。
小林 どうしたら日本人のしがらみを解くかというのは、あなたの専門です。
吉本 だから頑張ってまだ日本にいるんですけど、本当にくじけそうになることがしょっちゅうあります。やがては国外にも拠点を持つでしょう。
吉本 私が思うに、合気道みたいな感じで、しがらみというのは反射的な反応でよく切れるんですよ。あれこれ考えていたらダメ。
小林 そう。考えるとダメなんですよ。ファーストインプレッションが一番よくて、考えると間違える。
ということで
小林健さんは、
押してダメなら引いてみるを勧めます。
吉本 しがらみが寄ってきたときにピシャッと切れるけどさわやか、みたいな生き方を、まずしてなきゃいけないと思うんですけど。
小林 僕の考えだと、押せなかったら、引けばいいんです。押すと、大変だよね。
吉本 押すと、自分も傷つくし。
小林 引いちゃうのが一番いいと思う。すると、しがらみだってつまらないと思うから、ほかに行っていまうんじゃないかしら。野球でも、バーンと来たボールをバシッと受けとめると危ない。でも、ちょっと引いてキャッチすると痛くない。ああいう感覚がいいかなと思う。
小林 結局、しがらみというのは、人からもらっているのではなくて、自分がキープしているものなんです。
吉本 わかる。そこは本当に深く学びたいところですね。私もいつもそのことを考えます。
小林 私がしがらみがないということは、要するにキープしてないんですよ。しがらみはいつでも来ていると思う。
小林 お会いしたら言いたいと思っていたのは、「しがらみのない自分」。それで思うようにしなさいということです。
対談なので、楽しくも
話は多岐にわたり、あれこれ飛びますが
いずれにせよ
自由なはずの現代社会の中にあって
実は様々なしがらみや洗脳に取り込まれている
私たちへそれぞれ本当のところを生きましょう、と
呼びかけている内容だと感じさせられました。
吉本 ――今、2回目が来ているという感じがします。売れるという意味じゃなくて、本当に大きなものと闘わなきゃいけないんだなみたいな。政府とかじゃなくて、人の心の中の闇。「みんな死んだように生きているけど、死んでいちゃダメだよ」と言う係をずっとしてきて、すると「いや、死んでいるほうが楽だから」と言われるのを繰り返していくんだけれど、しんどいけれどいつか必ず突破口がある。ドアをたたき続ければ、10人、20人と変わっていくというのを続けていく自信を持つため変化が自分にとって必要だったと思う。今までみたいに、「やったけど、本当に腹立つ」とか言って、飲んで食べて寝ちゃえ、みたいなことではダメだなという年齢になったなと。
小林 自分らしくやってないんだそうです。
吉本 自分らしくやってもらったら困るよという教育を何十年も受けてしまっているじゃないですか。自分が思うようにやっていたら生きていけないよというふうに何十年もかけて洗脳されているから、私たち、解くのがなかなか難しいんですね。
小林 こんなの聞いたことがないよとか、こんなのは習慣じゃないよということに進んだらいかがですか。朝食を食べるのは当たり前というのは、国がランチを食べないで仕事をさせるためにやったわけで、医学的には間違っている。朝は、ウンチやオシッコや痰を出す時間ですから、食べ物を入れるのは間違っている。でも、それを言うと国が盛り上がらないから、朝食を食べろと言っているんじゃないですか。
要するに、組織か国かわからないけど、つくられた常識に我々は惑わされているわけです。
吉本 でも、何が何でもやらなきゃいけないときが来たんだなと自分では思っているし、みんなもそうするといいと思います。その人が生まれながらに持っている運勢とか体力とか考え方を全部外に出していかないと生き残っていけないから、もとのその人に戻ってほしい。この人はこういう人だったなというところに戻ってほしいな。
それにしても真実を伝えようと
する人たちも大変です。
――ケン先生は、絶対にテレビとかに出る気はないですよね。
小林 ないない。ラジオに出て殺されそうになったから、絶対に出ない。でも、船井先生は、朝のご婦人の番組に出て楽しそうにやるのはかまわないと言われたんですよ。
吉本 そうそう、悪いほうに考えると切りがないから、やっぱりしたいことをやっていくしかないのかなと思うんです。私も、今、日本はすごく危ないと思っているから、いろんな形でそれを伝えるんですけど、やっぱり反対は多いですね。出版社の人からは、あんまりそういうことを言わないでくれとか、こういうことは書かないでくれと言われます。だから、そういうのは全部削って削っていかないといけないんですね。
吉本 私も、私の読者の人たちの心が動くきっかけを作るものを書きたい。離れていく人もいると思うけど、もっと近くなる人もいると思うから。
小林 この国を救うには、それしかないんです。だって、日米安保に反対したって、安保なしでは日本はダメだし。
吉本 本当にそうですね。そういうどうにもならないところからじゃなくて、もっと個人の生活から変えていくしか、できることはないなと思っています。
そう、今は
個人個人が目覚めていく時代なんですね。
今の社会がおかしいということを感じていたら
これまでの思い込みに気づいて、
個人から変わっていくのが
大事なところだと思います。
小林 さて私たちは何をやったらいいのかな。このままキープ・ゴーイングなんだろうけど、せっかくこれだけの叡智が集まっているから、何かいい気づきがあってもいいかなと思う。
やっぱり全てにハグすることじゃないかしら。本も、読んで、置くのではなくて、本にハグする気持ち。ご飯も、ただ食べようかじゃなくて、ハグする気持ちで食べる。人に会うときも、ハグしなくてもいいけどハグする気持ちで対したら、通じるんじゃないかと思う。通じなきゃ、何時間話しても意味ないものね。
吉本 そうですね。毎日、毎秒、世界に恋をし続けたいです。
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