不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『自分を変えるほんの小さなコツ』野澤卓央さん-メルマガでの大反響からのセレクト

 

 

誰もが、幸せであることを願います。

幸せは探し、追い求めるものでないといわれますが

これまでいろいろなことを試みてきたかもしれません。

しかしそれが“報われない努力”だったら、

いつまでも、空回りしてしまうでしょう。

そうした過去の経験から著者を救ってくれたのが

「小さなコツ」の数々だったといいます。

 

自分を変えるほんの小さなコツ

自分を変えるほんの小さなコツ

 

 

実際に、人生を幸せに生きる人々から

教わったというコツをメルマガで配信し、

その中から反響の大きかったものを選んで

まとめたという一冊だそうです。

 

表紙の見開きにありますが

“幸せは”

「探す」ものではなく

「気づく」もの

 

メーテルリンクの『青い鳥』を

思い出した方もいるでしょう。

私たちは実際に様々な経験を通して

いろいろな気づきを得ることができます。

とはいえ、

抱えている問題や不安を軽くすることができる

コツがあるのも確かなようですね。

 

 あるとき僕は、会社経営のいろはを教えてくださった榎本計介さんという方からこんなことをいわれました。

 

 世の中には、幸せになるためのノウハウがたくさんあるが、結局、自分が幸せであることを自分自身がどれだけ信じられるかだ。

 

 じつは、この話をきいたとき、僕はその意味を理解することができませんでした。

 スキルや能力を高めたり、大きな結果を出せば、自分を信じられるようになり、幸せになれると思い込んでいたからです。

 

――問題解決も同じ。たしかに目の前の問題を解決することは必要なことではあります。しかし、人生には病気や死、家族との別れなど、努力では避けることのできない、どうしようもない不安や恐れが存在します。

感じ方や度合いは変わっても、なくなることのない不安や恐れをなくそうとしていると、死ぬまでそれに振りまわされることになります。

 

僕はさまざまな人から話を聞くうち、この事実に気づきました。

そして、目標達成によって自信を深めたり、問題解決によって消えるはずのない不安は恐れをなくそうとするのではなく、“自分を知る”ことこそが、自分を信じ、幸せであり続けるために大切なことだと気づきました。

 

 そこで僕は、自分を知るために何年もかけて自分自身と向き合いました。すると、いつの間にか自分の幸せを心から信じられるようになっていました。

 そして、それと同時に、自分自身や自分の人生を少しずつ愛せるようになっていきました。

 すると、自分の人生に対する不安や焦りが減り、人間関係や仕事、お金、健康など僕を取り巻くあらゆることが、いい流れに乗るようになったのです。

 

 どんなにいいノウハウに出合っても、自分で自分を信じることができなければ、いくら努力を重ねてもそのすべてが意味を成さなくなる。   

 

著者はまた師匠からこうも言われたそうです。 

「自分のことが嫌いな人ほど、本当は自分のことが好きなんだよ」

それは、ありのままの自分を受け入れられない、

理想の自分との葛藤から自身を否定してきたからなのだと。

 

 師匠のいうとおり、自分を受け入れるのはとても怖いことのように感じました。

しかし考えてみると、その方法はとてもシンプルなものでした。

 

 自分の本心に気づく。

 

 ただそれだけでいいのです。

 たとえば、「自分のことが大嫌い」という人に「本当は自分のことを好きになりたいんですね?」と聞くと、目を丸くして驚きます。

 なぜ、そんなことを聞くのかというと、「自分のことが嫌い」という人の心の奥底には、必ず「自分を好きになりたい」という本心が隠れているからです。

 

 自分の本心に気づき、それを受け入れたとき、自分を否定するために使っていた感情を、自分を好きになるため、自分を育て直すための情熱として使うことができるようになるのです。 

 

以前、家族が病気で代替治療をしていた頃

やはり治療師の方に言われたことがありました。

「○○さん(病気になった家族)は自分のことが好きでないんですね。

あなたは自分が好きでしょう!?」

「そうですね。いろいろあるけれど、まあいいかな、悪くないかって」

つまり好きということか(笑)という私はいいんですが、

確かに当時の本人に聞いたら、嫌いだと言ってたんです。

ちなみに、成功するような人にも二通りありますが

楽にしている人は、根拠のない自信がすごくある方が多いですね。

セルフエスティーム(自己肯定感)というのか、

自己価値感が妙に高い!

話がそれてるみたいですが、これ、あらゆることの

基本設定で、大事なことなんですね。

 

 

 

さて、ありのままの自分を見ることが怖くて

現実を直視しないと、更に理想と現実のギャップに苦しみ続けると

著者は師匠に言われ、大事なのは

不安や恐れを受け入れ、“可能性”に目を向ける。

ことだとありました。

 

また、自分の感情や身体が伝えるメッセージを

受け取り、大切にすることも

人生をシンプルに

楽にしてくれるといいます。

 

自分らしく生きる第一歩は、

自分に正直に生きること。

 

自分が満たされて生きること。

それが誰かを幸せにすることにつながる。

 

真に満たされるということはどういうことか

判断しない、今を生きる、比べない、

自分を知ること…などなど

こうしたコツたちについて

わかりやすく、

やさしい語りで話が進み

とても読みやすかったです。

 

童謡「ぞうさん」「一年生になったら」など、たくさんの作品で知られ、104歳で亡くなった詩人、まどみちおさんが、あるとき中学生から「幸せとはなんですか?」と質問され、こう答えたそうです。

 

 現状を肯定的に見られること。それを「幸せ」っていうんだよ。

  

 僕はこれまで、幸せそうに見える人たちからたくさんの話を聞いてきました。そのなかで気づいたことがあります。

 それは……。

 

「これが正しい」という価値観をあまり持っていないということ。

 

なるほどねぇ…そうか

あらためて気づくことも少なからずで

メルマガで反響があるのも頷ける一冊。

自分にやさしく、楽になれる

新たな道が見えてくるかもしれませんね。 

 

 

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『売れる! 魔法のアイデア 7パターン39の法則』市村よしなりさん-小学生でもわかる発想法

 

 

最近は、あらかじめ読みたいと思っていたものだけでなく

新刊コーナーなどちらと目に留まった本も

いくつか読んでみることにしているのですが

これが結構面白い。こちらもその一冊でした。

 

売れる! 魔法のアイデア 7パターン39の法則

売れる! 魔法のアイデア 7パターン39の法則

 

 

個人的には、売れる…というキャッチには

あまり興味ないのですが、ideaの文字…

魔法のアイデアとピンクと白のデザイン目を惹かれました(笑)

 

ITコンサルタントの著者は、やむにやまれぬ状況で

小学生で企業?したそうです。

これは、お父様の事業の失敗での夜逃げという体験があり

食べるのにも困った生活の中で、カブトムシの幼虫を集め

成虫にして売ったりといった小学生ならではのアイデア

ビジネスをスタートさせたということ。

かろうじて残ったパソコンでプログラムを創りゲームにして売るなど、

できることは何かと考えていったといいます。

その後、苦しいサラリーマン時代にも、自らの子供の頃の経験が

支えになったそうです。

それが若くしての現在の成功、数々のアイデア

生み出してきた根底となっているのですね。

 

まえ振りが長くなりましたが、親譲りや環境も含め、

イデアマンというかビジネスマインド(商人気質)というのは

やはり素養があるのだなと思います。

そうした方のちょっとしたコツをわかりやすく

それこそ、小学生でもわかるように書いたつもりというだけあって

端的に率直に順を追ってパターンと法則が示され、

とても読みやすくわかりやすい内容です。

 

ラクして売れるアイデア」を生み出すためのものですが

これまでの成功法則が通用しなくなっている

新しい時代へ向かう私たちの意識や発想の転換

促すという意味で、

ビジネスに疎かった私でも

興味を惹かれる部分も少なくありませんでした。

 

イデアを生み出すステップの章立てはこんな感じ。

脳みそを柔らかくする(第1章)

イデアの卵を見つける(第2章)

イデアを膨らます(第3章)

イデアを進化させる(第4章)

お金について考える(第5章)

自動化する(第6章)

No.1アイデアにする(第7章)

次元を上げる(第8章)

 

 

 

「さあ、新しいアイデアを考えるぞ!」と、さっそく始める前に、少しだけまってください。新しく何かを発想しようと思ったとき、1つだけ邪魔になるものがあります。

 

 それは、あなたの「じぶん基準

 あなたが持っている、今まで作ってきた「価値観」です。

 

今までの価値観の上には新しい発想は出てこない。

無意識で、脳は安心と安全を求めるからだといいます。

では、柔らかい脳みそで考えるにはどうするか。

 

簡単です。

 

 まずは、普段やらないことをしましょう。

 今までの縛られた価値観や行動パターンとは、まったく逆のことをすれば良いのです。

 

たとえば、部屋を散らかしてみる

 

 情報というのはクラウド化されたり、データ化されたりして、分類すること自体が意味をなさなくなってきているからです。今では情報にアクセスするやり方にはありとあらゆる方法がありますから、分類などという概念はもう必要ありません

 

 逆に、今求められている能力というのは、発想・ひらめき・イノベーション。いかにひらめきがあるかが、今後の勝負になってくる時代です。

 

 新しい発想を得るためには、従来のパターンから離れることが一番大事なのです。 

 

よく言われることではありますが、

この本でもワークもシンプル。まずは

いつもと違うメニューを頼むとか

いつもと違う道を通る、そんな日常の一コマから

一日ひとつ、普段やらないことをやってみようと

いうところからのスタートです。

 

そして

ドラえもんに学んで、それぞれのキャラを使い

一人アイデア会議をしたり、

足したり、引いたり、絞り込んだり、

逆転させて考えたり、さまざまなバリエーションを変えたり

などなどいくつものパターンが示されます。

 

個人的には、特に後半の

お金の洗脳や時間の束縛から自由になろう!という辺りから

新たな切り口でニッチな分野を開拓する話、さらに

次元を上げるというまとめになるほどと共感しました。

 

著者はゲーマー世代でもあるらしく

「人生はゲームだ!」が座右の銘だそうです。

ロールプレイイングゲームから

自分が人生の主人公だということに気付いていく過程を通り、

そして更には、神の視点、つまり創造主の立場から

見れるようになれば、人生を楽しめるようになると

伝えてくれます。

 

そして最後にくるのは、やはり次元上昇のキーワード

先取りして「感謝する」に辿り着き、そこから逆に考え

つまり未来から、今どうするのかへという発想の転換こそが

神の視点、高い次元につながると示唆しています。

 

うーん、深いな、でもわかるなこの感覚のほうが。

これからは、奪い合いでなく、貢献し合う時代へ向かい

今はその通過点という指摘も頷けます。

 

最終的なポジティブ変換ゲームのワークは

まさに人生を楽しく生きていく上での

意識改革の基本となりますね。

 

 今、大きな時代の変化がおとずれようとしています。

 過去の成功法則はもう必要ありません。

 大きな組織ではなく、個が輝く時代。

 競争ではなく貢献の時代。

 新しいインスピレーションや直感の時代が始まります。

 

 本当にやりたいことだけを仕事にし、ラクに売れて、喜ばれ、社会にも貢献できる、あなたのアイデアを生み出してください。

 

とにかく、簡単でわかりやすいのがいいです。

大事なのは、実行してみることですが…

若くもない、おばさんでもわかりやすかったです(笑)

老いては子に何とかではありませんが、子に学べですね。

今は時代の大転換期で大変でもありますが、何となく

未来は明るいとも感じられました。 

 

 

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『宇宙的繁栄を勝手にプレゼントされる魔法のことば88』秋山佳胤さんの新刊

 

 

不食の弁護士さんとして知られる

秋山佳胤さんの新刊が出ました。

常識や何ものにも囚われない自由な感性が魅力です。

 

宇宙的繁栄を勝手にプレゼントされる魔法のことば88

宇宙的繁栄を勝手にプレゼントされる魔法のことば88

 

 

食べるも食べないも自由

悩みはすべて他人事

誰も裁かなくていいし

誰かの役に立つ必要なし

お任せで楽になる!

 

秋山氏が実践する

波動で宇宙を味方につける

究極の生き方のコツ!とも

帯にありました。

 

最近さまざまな「音」にハマっているという著者。

素粒子が束になった波である音は、音波とも呼ばれ、

音波は振動(バイブレーション)です。

振動は「波動」とも呼ばれます。

エネルギーとしてさまざまな影響を与える波動。

 

 私たちが使う言葉も音で構成されていますね。だから言葉も波動です。

 どんな言葉を発しても、その空間に存在する人、物質、現象にさまざまな影響を与えます。すると私たちの脳や心は、その言葉のバイブレーションと共鳴します。

 その結果、言葉という波動は、私たちの感情や行動に変化を与えます。そして、その変化したベクトル(方向)の通りに、この世界の流れは決まるのです。

 言葉はまた、神様との「約束」です。神様は別の次元(高次元)の存在です。 

 

日本には言霊という表現もありますが、

神様にずっと愛される言葉や考え方を紹介してくれる本書。

第1章の成長から、学び、感謝、転換、解放、選択、覚醒、

そして第8章の宇宙までの章立てですが、それぞれが

読みやすい短めの段落で(一ページごとの見開き完結)

どこから読んでもOKなのも嬉しい。

 

 

 

では、

さっそくいくつか拾ってみましょうか。

 

 トラブルには深い意味がある。

 

 間違いとか、勘違いとか、人間だから当然だと思うのですが、いざ起きるとそれが発端で、言葉や心理面でバトル(格闘)になります。トラブルの誕生ですね。

——多くの人はそこにある本質を見つけようとしません。

 つまり、

 現状を打破する(壊す=超える)ためにお互いが無意識に起こしている

 生まれる前に「悪役(敵役)」を決めてきた背景がある(生前シナリオの執筆)

 というのが、トラブルの本質なのです。

 そのトラブルを起こすために、私たちには自由な意思が認められています。

 もし人間に自由な意思がなければトラブルは起きませんが、その代わりに学びも成長もありません。そんな世界なら、むしろ生まれないほうがましです。     

 

確かにこれはそういう面があります。

私も信頼できる方にアカシックレコード

読んでもらったことがありますが、時に

自分では全く思いもよらないような設定を

魂の望みとしてはするんですね。

困難と思える状況でさえです、成長・発展のために。

驚きのあまり、受け入れるのに時間がかかりました(笑)

逆にそんな時期でも無駄などころか

魂的には醍醐味だったんだと知ると

ちょっとほっとするかもしれません。

 

 昔は昔。過去にしがみつかない。今が一番大切。

 

 皆さんは人生の転機って、どんなときだと思いますか?

 私はこう考えます。

「過去を切り離し、過去へのとらわれを手放した瞬間」

 後悔しちゃいけないという言葉、多くの人が口にしますが、この言葉に窮屈さを感じるのは、私だけですかね? これって、過去への呪縛感ありありですよ。

 後悔って、過去を振り返って「こうすべきだった」とか「やるべきじゃなかった」という悔悟の念を持ち続けて、過去にしがみつき、過去にとらわれている状態なんですが、そんな感情を持っていると一番大事なものが欠落しちゃうんですよ。

 それは、

「今を生きる」

 ということ。過去にしがみつき、過去にとらわれている、今を大事にできません。

 私たちが生きているのは今。過去にとらわれると心身のエネルギーも後ろ向きに照射されます。今に照射されませんから今を楽しめません。今に一番大切なのにね。——

 

 握り締めず手放してみる。柔らかいと自由になる。

 

——人間は「握り締めているもの」が一人ひとりにあって(中身は一人ひとり違いますが)、共通するのは「こうすべき」とか「こうじゃなくちゃいけない」とか「これで当たり前」っていう、いわゆる高い理想のようなエネルギーをぐっと握り締めているんですね。握り締めていますから、排外的なエネルギーにもなります。「それ以外は認めないぞ」みたいな感じ。

 で、あなたが握り締めているそれ——、パッと手放してみません?

 高い理想は素晴らしいですよ。否定しません。

 でも握り締めて生きると、自分が変化したいなあと感じたとき、あるいは変化せざるを得ないときに、自由に変化できません。例えば、生活環境上の変化とか、対人関係的な変化とか、大きく情勢が変化するようんときに、自由に対応できないんですよ。

 強く握り締めることで柔軟性が失われてしまうのです。柔軟性って、私たちが自由に生きる上でとても重要です。トラブルは柔軟性がないことで起きるものが大半です。――

 

気さくな感じで語られるページごとに

ちょっとした気づきが促され、

ああそれなら楽だとかリラックスさせられます。

難しいことはなにもない、シンプルなんですね。

たとえば、

本当に大切なことはすごく地味だったりする。

「自分と周囲の人を笑顔にする、愛を少しずつ広げる」って

こと、とか。

思いの力と、そのために何をすべきかを整理して行動する力。

大事なのはこの二つ。あとは宇宙がサポートしてくれる、など。

 

競争から共生へ、分裂から統合へ——

時代に変化に私たちが協力できると

最後にも触れられていました。

新しい時代へ向かっている今

もっと自由に軽やかに

「これでいいのだ」と(笑)

楽しく後押ししてくれる一冊、

オススメです! 

 

 

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

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『宇宙は「現象」を通してあなたに語る』佳川奈未さん-最速で願いが叶うシークレット・ルール

 

 

たくさんの著書があり

ポジティブな明るい気持ちになると

評判の佳川奈未さんの本の一冊。

副題には

最速で願いが叶うシークレット・ルールとあります。 

 

宇宙は「現象」を通してあなたに語る

宇宙は「現象」を通してあなたに語る

 

 

 書棚で目に留まったのは、

本のタイトルでした。

まえがきにあるように、

あなたに必要なことしか起こらない

ということで、宇宙が現象を通して

語りかけていることに気づきましょう、

それが内面の反映でもあると知ることで

現実(世界)をより良きものに変えられる、と

伝えています。

 

 覚えておきたいことは、あなたが精神的に、現実的に、不本意な現象の中にいるというとき、あるいは、いやなことや辛い現象の中にいるとき、だからといってそれはなんでもかんでも、悪いことだというわけではないということです。

 現象が示す物事の意味は、あとになってしか、わからないものです。

 

 よくないことのように見えたことが、あとから見ると、「むしろ、あのとき、ああなっていてくれていて、かえってよかった!」ということが、多々あります。 

 

 そして、覚えておきたいことは、不満なこと、不本意なことが起こるのは、いつも、現象をより良く変化させるチャンスのときだということです! 

 

いわゆる引き寄せの法則などでも

繰り返し述べられる内容ではありますが、

著者自身の具体的な例を引くなど

読みやすく、なるほどそうでした、と

あらためて認識できるポイントが

よくまとまっていました。

 

「内側で得たなら、外側でも得る」というわけです。

それが“宇宙の法則”であり、現象化にまつわる“真実”です!

 

 とにかく、あなたがさわるべき世界は、自分の内側の世界(ハート、マインド、フィーリング、イメージなど)のみ、です。 

 この自分の内側という“いまはまだ目に見えない世界”こそ、『原因の世界』であり、“やがて目に見える世界”という外側の現実として現象化する「結果の世界」のもとになっているのですから。

 しかも、その内側の世界をさわれるのはあなただけです! 

 

 自己の内側を、さわることができるというのは、直接「原因」の世界をさわるということであり、「結果」をどうするのかについては、つねに、“自分の手中にある”ということです。これは、すごいことです! 

 

 

 

例えば、不平不満を言い続けていれば

それはその不快な思いにエネルギーを注ぎ続けている

ことになってしまいます。

もっと好ましい現実にしたければ、

その逆をいけばいわけです。

 

 もし、あなたが不本意な現実と、さよならしたいというのなら、自分がさよならしたいものに注目するのを、やめなくてはなりません。

 

 しかし、そのために必死になって「これを不満に思わないようにしよう」「ポジティブな捉え方をしよう」と無理に思ったりする必要はありません。

 たんに、そこから意識を外すだけでいいのです♪かんたんなことです。

 

 意識しているものを、意識しなくなるだけで、ある奇跡が起こります!

 そう、たちまち、あなたの中からそれが消え、すっかり“なくなる”という奇跡です!

 

 そして、そのあとは、いい気分やいい感情でいられるもの、満足できるもの、ワクワクするもの、うれしい想像、幸せな感覚、理想の状態に、自発的に意識を向けるようにすればいいだけです♪

 

また、自分の願いを叶えたいと望むなら

自らの心を柔軟で自由なものにしておく必要があるといいます。

そして、スピーディに現象化したいなら、その秘訣は

 

ズバリ、それは、「そうする♪」「そうなるぞ!」と、“決める”ことです!

 

さらに、良きものを惹きつけるコツは

感謝すること。 

 

 あなたの人生に、いいことや、うれしいこと、楽しいこと、よろこばしいこと、幸せなことが起こったら、その規模が、ささいなものであれ、大きなものであれ、事の大小にかかわらず、その現象を大いに歓迎し、称え、よろこんでください。   

 

 とにかく、与えられたものに、ケチをつけたり、文句を言ったり、バカにしたりしないことです。

 どんなにささいなものであれ、大きくよろこび、歓迎すれば、宇宙はいくらでもそれを倍加し、あなたに良いものを与えてくれます! 

 

もちろん、これはお金に関するテーマにも

当てはまります。お金は循環であり、

その流れを常に保つことが必要だといいます。

 

小さなものにも大きく感謝するとき、その豊かな精神があなたのエネルギーを拡大させ、お金の素となり、そこから入ってくるお金の規模も拡大します!

 

 しかし、たいがいの人は、お金が入ってきたとしても、ごくたまにか、あるいは、入ってくる状態がすぐに終わりがちなものです。

 

 それは、なぜでしょうか? 答えは、「たったこれっぽちか」と、宇宙がもたらしてくれたものにケチをつけ、「まだ足りない!」「もっと、ほしい!」と、欠乏感を強めるからです。

 

内側にある感情が外に現われることを

思い出せば、なるほどと頷けます。

先に心に豊かさありきということは、

今手にしたものに感謝すること。

 

もう一つなるほどなあと思ったのは

うまくいく人になるには、努力を間違えないということ。

 

 というのも、宇宙のいう“正しい努力”とは、「もっと、軽くなること♪」だからです!

    

 念のためにお伝えしておきます。「もっと軽くなること♪」とは、軽率になることではありません。手抜きして、適当にやることでも、いいかげんにやることでもありません。“気分的に、エネルギー的に”軽やかになるということです!   

 

 宇宙がいう“正しい努力”とは、あなたが、苦しまない、辛くない、重くならない、そんな努力をいっているのです。

 

何だか、昭和世代?の妙な真面目さも

重たく感じられるこの頃ですが

来年は、平成からも交代する新時代ですね。

 

そして、最終的には、“起こることにまかせる

エゴからコントロールしないことも大切です。

 

ネガティブに傾きがちな

心の思い癖を改善するには

繰り返し、新たな捉え方を

無意識レベルまで

落とし込む必要があるため

折にふれ、明るい気持ちにさせてくれる

本を楽しむのもいいかもしれません。

 

 

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『「違うこと」をしないこと』吉本ばななさんー繰り返し読みたい面白さと含蓄ある一冊

 

   

ともすると

慌ただしく過ぎる日常の中でも

”自分を生きる” というのは

どういうことなんだろうと、ふと

よぎることがあるかもしれません。

 

どこかで違和感を感じていても

スルーしているうちに

本当は何が好きで何がやりたいのか

わからなくなっていたりすることも

以前はありました。

 

今秋出た、吉本ばななさんの新刊エッセイと対談の

タイトルにすぐピンときてしまった(笑)

『「違うこと」をしないこと』

読んで大正解!でした。

あぁそうだったとあらためて

気づかされることが多かったです。 

 

 

 自分の人生は、自分のものです。

 どんな人であれ、自分そのものを生きることが大切。

 そのためには、まず自分に正直であること。

 そして、他人と正直にコミュニケーションすること。

 結局はそれしかないんだってわかっていても、これが案外難しくて、振り返れば、私も失敗の連続でした。

 

自分を生きるって、むずかしい という

書き出しから始まる一冊は

エッセイと対談の章に分かれていて

読みやすいながら、

実に読みごたえのある内容でした。

 

「違うこと」というのは

“その人の生き方の中で、今ここでするべきではないこと” と

あります。

人生は一瞬一瞬変わっていくものでもありますが

今すべきでないことは、本来は感覚的にわかっているはず

なのですね。何か違う、という微妙な違和感…。

人や周りを気にして、頭であれこれ理屈づけたりして

ねじ伏せたり、何となくやりすごしてしまいがちだけれど

それが重なっていくと、大きくズレてしまう。

そんな私たちの在り方に、それは違うでしょうと

語りかけてくれる。

 

 

 

 本来の自分を生きるには、違うことをしないことが大切。

 じゃあ「違うことをしない」って、どういうことなんでしょうね。

「したいことをする」っていうのとすごく似ているけど、微妙に違うんですよ。言葉で説明するのがちょっと難しいのですが、ヘンに力が入ったり、ちょっとでも圧がある感じがあったら「あ、こういうことじゃないな」と思ってください。

 もっとこう、流れみたいなものに乗っていく感じ。

 イメージとしては、サーフィンに似てるかもしれない。 

 

 

 人間ってノイズが多いから、つい別のことをしようとするんだけど、その瞬間にその人に求められる行動、動作、考え、発言っていうのは、本当はひとつしかない。宇宙がその瞬間に「しなさい」と言ってることと、その人が「したい」と思ってることが呼応して、ピタリと一致するところがあるんですよ。違うことをしないでいると、どんどん道が極まって、瞬間、瞬間、それが一致するようになる。それは本当に武士道みたいな、剣の達人みたいな感じ。

 スゴイよー、本物の達人になると「ステーキ? うーん、今、食べたくないな」って思ったら、会食がキャンセルになったりする。私はまだその域には達していませんが、全然ざっくりしてないんです。本当に厳密な、よく出来たシステムだと思う。

 まさに、宇宙の法則。

 どんな人も、本来のその人を生きていくのが本当は一番自然で、ちょっとでもズレるとそれが反映されるし、ぴたりと一致すれば、それも反映される。もともと、そういうふうにこの宇宙のシステムができている。恐ろしいほど正確なその仕組みこそが、きっと、愛というものなのでしょう。 

 

その愛のエネルギーを用いて

宇宙マッサージをされる白井剛史(プリミ恥部)さんとの

対談(第二章)がまた実に興味深い内容でしたね。

 

吉本 宇宙マッサージを体験して、仕事を辞めたという人もいますもんね。

プリミ そうですね。本来の自分に戻るというか「あ、自分がするべきことは、本当はこうじゃなかった」と気づくんでしょうね。今って「自分では望んでいないけど、これをするしかないんだ」と思い込んで、がんじがらめになっている人もまだまだ多いし、お金を稼ぐために我慢して働くという状況も、世の中に蔓延しているので。

吉本 うん。ほとんどの人がそうだと言ってもいいかも。

プリミ ぼくから見ると、初期設定があいまいな人が多いんだと思います。自分がこう在りたいというのが明快じゃないので常識に縛られてしまって、お金を稼ぐなら「我慢しなきゃいけない」「がんばらなきゃいけない」「遊んでちゃいけない」とかって設定が、最初から勝手に親や世間や義務教育などから刷り込まれてしまっていたりする。初期設定がそうなっちゃうと、そこから先は、もう、そういう道しかあらわれないんですよ。宇宙はコンピュータになっているので、初期入力、初期設定がすごく大事なんです。逆に言うと、自分の設定さえハッキリ入力して宇宙のコンピュータを起動できれば、現実は自分のビジョン通りに、何もしなくても、必要なことが起きて動き出します。

吉本 みんな、あまりそういうことを意識したことがないのかもしれない。

 

プリミ 宇宙の流れと自分がシンクロしているのを実感する。それを実感し続けられれば、宇宙からのギフトは届き続けますからね。

吉本 お饅頭欲しいなと思う時に、ちゃんとお饅頭来るようになりましたもん(笑)。小さなことだけど、確実に欲しいものが来るようになると、それが流れにちゃんと乗ってるかどうかをわからせてくれるサインになる。逆に、見逃してる人は、どこで見逃してるかがすごくよく見えるようになってくるから。

プリミ 全宇宙のコンピュータって、そのくらい精密ですから。

吉本「なんで私って、いつもタイミング悪いのかな」って言う人、いるでしょ。「おなか減ってない時、食事に誘われるし」とか「お金がある時には、みんな、おごってくれるんだけど、お金がない時におごってもらえない」みたいな話を聞いた時に、それこそ設定を変えるには、何がその人をズラしてるのかに気づく必要がある。アドバイスを求められなければ、私もいちいち言いませんけど、そういう人に「あの時、食べたくないのにカレー食べたでしょ」って言うと「え、そんなこと?」とか言われる。けど、そんなことだったりするんですよ。「食べたくないけど、あとの五人はみんなカレーか。悪いかな、一人だけ、オムライス頼んだら」みたいなことが、その人をズラしたりしているんです、意外にね。

プリミ 気をつかって自分の意に沿わない設定をしちゃってるんですよね。その何気ないブレで全体の流れを澱ませる設定がされてしまっている。

吉本 うん。「そうか。あの時こうしたことが、ここに繋がってるんだ」っていうのがすごく見えるようになるので。直感って急にとんでもないことを言ってきたりするけど、それを無視しないで、実行してみるというのも大事なことかも。

 

この初期設定に関する話も

自分を生きる上で

とても大事なことですね。

頷くところや気づきが多く、

興味あれば是非一読、いや何回か読んでほしい

感じがします。

と思ってたら、ばななさんも ”おわりに”で

”(この本の中で、彼との対談はいちばんむつかしく思える部分だと思いますが、最も大きな気づきが秘められていますので、ぜひくりかえし読んでください。人生が大きく変化する可能性があります)”

と触れられてました。

 

また、第四章のCHIEさんとの対談でも

私たちそれぞれの魂の芯にあるものは、変わらない

独自のものだということも語られています。

 

また、私はばななさんと同年代、いや

ちょっと上なんですが(笑)

ばななさんご自身のこれまでのお話を興味深く伺うと共に

そうした時代や人生の流れを振り返ると

そうなのよね~という感慨を覚えるところも

少なからず、面白かったですね。

 

第五章の時間、お金、神様、わたし

でもいろいろな気づきがありました。

時間が未来から流れて来るという話は

確か、苫米地英人さんもされていましたが

お金に関する考えも、なるほどなあと思いました。

 

 人は好きに生きていいんです。

 そこからすべてがはじまる。それをどうか忘れないで。

 

 人間って、習慣を変えることが一番困難で、自分を変えたい、人生を変えたいと思いながらできないのは、それが習慣になっちゃっているからだと思うんですよ。

 

 いたるところに意識させないかたちで、トラップが潜んでいる。 

 逃げ切るためには、漠然と上を目指すんじゃんなくて、自分がどういう生活をしたいのかを真剣に考えること。

 

含蓄ある言葉が多くて、あらためて何度も読み返したいと思う

久々の一冊でした。 

 

 

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