本のタイトルの続きは、こうだ。「もし、ここが天国だったら?
-あなたを制限する信念から自由になり、本当の自分を生きる」
そして、本の中にはこう記されている
「天国とは特定の場所を意味するのではなく、
存在のあり方にほかならないのです。」
「臨死体験からあなたが学んだ一番のメッセージは何ですか? 最初の本にどんなメッセージを書きましたか?」と、その声は尋ねました。
「自分自身を無条件に愛するということです。そして、ありのままの自分になること、自分の光をできるだけ明るく輝かせるということです」と、私は答えました。
「そう、あなたがすべきことはそれだけです。それ以上、何の必要もありません。ただ自分自身を無条件に愛して、ありのままの自分でいればいいのです」
壮絶な末期ガンから生還し、奇跡的な回復をしたアニータ・ムアジャーニさん。
大きな愛に包まれた臨死体験とその前後の人生について述べた一作目
『喜びから人生を生きる!臨死体験が教えてくれたこと』は
世界的な大ベストセラーとなりました。
この本についてはメインブログに載せています。
この本はとても興味深く感動的な内容でしたが、
アニータさんがその後あらためて書かれた
2冊目が今回の本です。
もしここが天国だったら? ― あなたを制限する信念から自由になり、本当の自分を生きる
- 作者: アニータ・ムアジャーニ,奥野節子
- 出版社/メーカー: ナチュラルスピリット
- 発売日: 2016/11/11
- メディア: 単行本
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アニータさんは臨死体験により、大きく生き方を変えましたが、
旧来の社会や人々の在り方や反応は様々で
実際にはとまどいや迷いなども生じることがあったといいます。
さまざまなエピソードと共に講演会での出来事や
更に洞察を深めたメッセージが語られます。
具体的なヒント、エクササイズや自分への質問もあり
読んで実践するためにも使いやすくなっています。
*自分に対して愛情を抱いていると言えるのは、次のような場合です。
・他人がどう思うかを心配するのではなく、いつも自分に楽しみと喜びをもたらすような選択をしている。
・人生がうまくいっている時、あるいは毎日が喜びに満ちている時、そのことに罪悪感を抱いていない。
・自分への批判が、頭の中の一番大きな声ではなくなる。
・他人からのほめ言葉を素直に受け取らないことはやめて、代わりに心から感謝する。
・義務感や罪悪感から、あるいは人にコントロールされていると感じてではなく、自分の喜びや自由を感じながら人のために何かをしている。
・たとえ周りの人がよい境遇にいなかったり幸せでなかったりしても、自分には幸せになる権利があると知っている。
*ヒントとエクササイズ
・どんな種類の情報であれ、多すぎて負担になった時は、情報の断食を考えましょう。少なくとも一日か二日、外の世界から新しい情報を取り入れないようにしてください。そうすれば、自分の内なるガイダンスシステムからの指示が聞こえやすくなります。
・選択が必要な時にはいつでも自分のガイダンスシステムとつながれるようにしましょう。一つひとつの選択肢について考えながら、それがどんな感情を引き起こすか、どのような感じがするか(希望にあふれて力を得たように感じるか、それとも恐れを感じて弱くなった気がするか)に注意を向けてください。そして、最も気分がよくなる選択肢に決めましょう。
・選択肢について自分の真の感情とつながるのが難しいなら、硬貨を投げて裏か表かで確かめましょう。その結果に対する自分の直感に気づいてください。もし結果にポジティブな感じがしたら、その選択肢を選んでください。もし胃が締めつけられるように感じたら、違う選択肢を選びましょう。
・恐れに圧倒されそうな時には、恐れる対象に意識を集中するのではなく、幸せを感じるものに集中してください。それが安らぎの状態、地に足のついた状態へと移行する助けとなり、自分のガイダンスシステムにつながりやすくなるでしょう。
・他人があなたのすべきことについてしつこく言う時は、彼らは自分自身の恐れの場所から話しているのだと理解してください。彼らの愛と思いやりに感謝して、あなたが最終的にどのような決断をしようとそれをサポートしてくれるように頼みましょう。たとえあなたが彼らの望んだことをしなかったとしてもです。
実際の人間関係の他にも、
現代のネット社会の中では、日常的に
多くの情報や他の人の生き方に触れる機会もあり、
様々な考え方や意見を目にして、
新しい刺激や示唆を得ることができます。
ところが、知らずして、必要以上に影響を受けて
迷いが生じたり、自分を見失いそうになることも
ないとはいえません。
この本でも、アニータさんが述べているのは、
無条件に自分自身を愛すること、
ありのままの自分を生きることを楽しむこと、
自分を拠り所として生きていくための
シンプルなメッセージが心強く響きます。
私は続けました。「自己認識は、私たちが自分や他人のためにできる最も重要なことです。自分を知るとは、何が私たちを幸せにし、何が幸せにしないのかを知るということです。それはより大きな愛や幸せに導いてくれる道を選択するために、十分な気づきを持つという意味です。また、これまで信じてきたよりも自分ははるかに広大で、パワフルで、もっとすばらしい存在だと気づくことでもあります。自分のことを十分に知り、十分に愛している時、私たちは他人にもこの愛と気づきを分かち伝えることができます。恐れ、困窮し、機能不全である自分ではなく、どこへ行くにも十分な理解と喜びにあふれ、大切に扱われている自分でいることが、他人に対してだけでなく自分自身のためにできる最善のことなのです」
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