不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

自分自身との関係-『愛の選択』ドン・ミゲル・ルイス

 

 

 

 あなたは、自分が持つことができるうちでもっともすばらしい関係に集中しなければならない。あなた自身との関係である。利己的になるということではない。自己愛ということだ。これらは決して同じではない。あなたが自分自身に対して利己的になるのは、自分への愛がないからだ。だからあなたは自分を愛する必要がある。そうすれば愛はますます大きく育っていくだろう。それからあなたが関係を結ぶとき、それは愛される必要があるからではなくなる。それは自由な選択となるのだ。あなたがもしそう望めば誰かを選ぶことができ、そして彼がほんとうはどのような人間なのか見極めることができる。彼の愛を必要としていなければ、あなたが自分に嘘をつかなくてもすむのだ。

      『愛の選択』 ドン・ミゲル・ルイス

 

 あなたは完全である。愛があなたの内側から湧き出ているとき、あなたは孤独になるのが怖くて愛を探し求めたりはしない。あなた自身がしっかりと愛を抱いているときには、あなたは一人でいることができ、そしてそこには何の問題も存在しない。あなたは一人でいても幸福だし、また誰かといても楽しいのである。

 

以前とりあげたトルテックの智慧を伝える

四つの約束』の著者ドン・ミゲル・ルイスの

シリーズ本の一冊『愛の選択』から。

 

愛の選択

愛の選択

 

 

人は日々、多かれ少なかれ

他の人との関係性に心を砕くが
何より、大事な関係性をなおざりにしがちで

それが他ならぬ自分自身との関係という。

 

確かに、生まれてから、

人(親等)を頼って育つ年月が長いことに

起因するのか、この大切な点が案外

教えられていない、というか

伝えられていないような気がする。

 

では、更に

他との関係を結ぶのはなぜか?

 

 私たちがそもそも関係を結ぶのは、分かち合いたいから、楽しみたいから、戯れたいから、退屈したくないからである。私たちがそもそもパートナーを探すのは、遊びたいから、幸せになり、ありのままの自分でいることでくつろぎたいからなのだ。私たちが愛を告白してパートナーを選ぶのは、ただ自分のゴミをそっくり彼女にぶちまけ、自分の嫉妬心のすべて、怒りのすべて、利己心のすべてを彼女にぶつけるためではない。

 

なるほど

本当の愛の関係性がいかに少ないか

おわかりかと問われますね。

 

まずは、自分自身を愛することから始まる…

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

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エレベーション(高める)-『天風先生座談』宇野千代さん

 

 

 

 しかしだんだんとわかって来た。人間はこの世の中に、うまいものを食いに来たんでもなけりゃ、好い着物を着に来たんでもなけりゃ、恋をしに来たんでもねェんだ。それは生きる場合の、ロイヤルロードの道筋にある出来事で、この世に万物の霊長と生れ来しゆえんのものは、エレベーション(高める)という、造物主の目的に順応するためだ。   

          『天風先生座談』 宇野千代

 

 
中村天風氏といえば、各界に門下も多い傑出した人物であったが、

その昔、結核に苦しみ、出会ったインドの聖人について渡印、

来る日も来る日も山の頂に座るだけの中で悟った場面

だったと思う(違ったらすみません)

 

かなり以前に、これを読んで印象に残り、その後

天風氏の書物もいくつか読んだ時期もあったが、

やはりこれは、講話をまとめたのが、

宇野千代さんによるもので

とても読みやすく、

興味を惹かれる内容の物語になっていて、

おすすめの一冊です。

 

天風先生座談 (廣済堂文庫)

天風先生座談 (廣済堂文庫)

 

 

単行本は、確か、

宇野千代さんによる洒落た装丁の本だった

ように覚えているが、

後に今は、文庫が出ているようです。


懐かしいくらい前に読んだ本で、

これは、当時の書き抜きを見つけて

こちらに載せた次第…。

 

 ただ、明けても、暮れても、有難い、嬉しい、でもって送れる筈だけれども、あなた方の煩悶は、たいてい、自分が望むものを得られないときに起こって来るんだ。そうだろうが。自分の欲望がみたされないときに、必ず煩悶が起るんだ。自分に甲斐性がなくて、それを自分のものに出来ないときに、それで煩悶するてェのは、なんてェこった。一番いいことは、もしも自分の望むものが自分のものにならなかったら、現在持っているものを価値高く感謝して、それを自分のものにしてゆきなさい。
 こういう心がけで自分の人生に生きてゆくと、心の中に煩いというものがなくなっちまいます。何事に対しても、現在感謝。ああ、有難い。

 

……俺の心の中は、永久に、喜びと感謝でいっぱいなんだ、という気持ちで生きてゆかれれば、その結果、どうなるか。事実がきっと、あなた方に大きな幸福という訪れでもって、お応えすると思います。

  

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ポジティブに生きるとは-『すべての人が幸せになる魔法の言葉』ウィリアム・レーネン

 

 

 

人生を自分でどのようにコントロールし、
計画することを考えすぎると、エネルギーを失います。
これは西暦2000年までの魚座的な生き方です。
今は素早い変化が訪れる水瓶座の時代です。
今をどう生き、行動するかによって未来は決まります。
今を生き、あらゆる状況に対処するという
ポジティブなあり方だけが重要な時代なのです。
このポジティブなあり方だけが、未来の安定となります。
お金は安定を意味しない時代なのです。

 『すべての人が幸せになる「魔法の言葉」』ウィリアム・レーネン

 

いわゆる安定志向が強かったと思われる私だったが

確かに、1990年以降のあたりから

ことに2000年を過ぎると

好むと好まざるとにかかわらず

あらゆる意味で変わらざるをえない状況に

なって、従来の生き方や安定を求めるほど

大変になるんだとようやく気がつきはじめた次第…。

 

今を生きるのが最重要だといっても

ふっと今をはずしてさまよう思考

先の心配や取り越し苦労で、またたくまに

エネルギーが重たくなってしまう。

 

そんな時に、こうしたレーネンさんのフレーズ

歯に衣着せぬストレートなメッセージを

IBOK Japan - IBOK公式ブログ で、

たびたび目にして、力強いものを感じた。

 

スピリチュアルという言葉は好きでないという

サイキック・チャネラーのウィリアム・レーネンさんによる

数々のメッセージの言葉を載せた気づきの一冊。

日々の実践を促されます。

 

この記事を書いた時は、単行本で読んだのだが、

今は、編集し直されて文庫本になっています。

手軽になって読みやすい。  

すべての人が幸せになる魔法の言葉219 (文庫)

すべての人が幸せになる魔法の言葉219 (文庫)

 

 

将来について考えすぎると、
自分のエネルギーをもらし、不健康になります。
あらゆる状況に対処できるという
ポジティブな生き方をしていれば、
どんなことが起こっても、今を生きることができます。
ポジティブな未来を構築することができるのです。
ポジティブに生きるとは
何が起こっても対処できるということです。

 

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自分の現実を創り出す-『ヴィジョン』トム・ブラウン・ジュニア

 

 

 

 また、グランドファーザーは、「自分にとっての現実」を創り出しなさいと教えてくれた。私たちが物事や状況や人をどう受け止めるかは、心構えによって決まる。そのため、正しく前向きな心構えを持つことや自分たちの現実を創り出すことに関連する教えや訓練が多かった。
 何かに腹を立てたり、物事をネガティブに捉えたりしていると、グランドファーザーはいつでも、「どうして、おまえはそのような気持ちでいる方を選んだのだ?」とたずねた。
 その度に、私は自分の内面を省みた。すると、物事の見方が変わり、自分の考え方や態度を変化させることができた。このように、「自分の現実を創り出す」という最初の訓練は、いかに柔軟な頭を持ち、必要に応じて考え方を改めることができるかということだった。自然界においては、この柔軟性と変化が種の絶滅を防いでいる。
 私は何かネガティブな状態に陥ると、どうしてそう感じるのか、自分自身に問いかけるようになった。すると、そのような気持ちを自分の意志で変えることができるようになり、マインドと感情をコントロールすることができるようになったのだ。

   『ヴィジョン』 トム・ブラウン・ジュニア 

  

ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来 (5次元文庫)

ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来 (5次元文庫)

 

 

私たちはことある事に

一喜一憂したり

それがいいことか、悪いことかに振り分けたがるが

実は、物事自体は、ただその物事であるというだけ


客観的に見れば

それをポジティブにとらえるか

ネガティブにとらえるか

受け止め方により

その人次第

ということになる。

 

人間万事塞翁が馬

という故事もあるが

出来事の良否は

その場で判断できうるものでない。

 

物事が

どう展開するかは

その時々

その人が柔軟に対応することで

選び取り

自らの現実を創り出せる

ということなのだろう。

 

前にも紹介した本からです。

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

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新たな約束-『四つの約束』ドン・ミゲル・ルイス

 

 

 

 正しい言葉を使っていると、どんな人からも否定的なまじないをかけられなくなる。あなたが否定的な考えを受けるのは、あなた自身の心がそうした考えに満ちた土壌だからである。あなた自身の言葉から罪をなくせば、あなたの心は黒い魔術を受ける土壌ではなくなる。そのかわりに、あなたの心は愛を受ける土壌となるのである。あなたは、自分の言葉にどのくらい罪がないのか、自分に対する愛の程度によって測ることができる。あなたが自分の心の中で愛を感じ、自分に対してどう感じているのか、そのことが直接、あなたの言葉の質の高さや正直さに反映してくるのである。正しい言葉を使っている時、あなたの言葉に罪がない時、あなたは気分良く感じ、穏やかで、幸せでいられるのである。

 

 「正しい言葉を使うこと」。自由でありたい。幸福でありたい。地獄の状態に生きることを超えたい、と望むならば、これが最初に自分と結ぶべき約束である。この約束は、非常に強力である。言葉を正しく使うこと。言葉を愛を分かち合うことに使うこと。白い魔術を、まず自分から、自分に対して使い始めること。どのくらい素晴らしい人間であるか、自分に言いなさい。どのくらい自分を愛しているか、自分に言いなさい。あなたを苦しめる小さな合意から、自分を解き放つことである。

  『四つの約束』 ドン・ミゲル・ルイス  

  

四つの約束

四つの約束

 

 

 古代メキシコの“トルテック”の智慧に基づく名著といわれる。

作者のドン・ミゲル・ルイスは、

ヒーラーの母とナワ-ル(シャーマン)の祖父を持ち、

自らの人生体験を経て後、

この智慧を伝えるために従事しているという。

 

この世に生を受けて以来、周囲に合わせ過ぎ

本来の自分から離れて苦しくなる私たちに

新たな合意を自身で結ぶことで、幸せな人生へと導く。

その四つの約束のひとつめで、最も大切で難しいという。

 

1.「正しい(インペッカブル=罪がない)言葉を使うこと」

 

ちなみに以下の約束は

 

2.「なにごとも個人的に受け取らないこと」

(どんなことも、自分のこととして受け取らない)

自分に対する一切の判断をしないこと。

ただ、自分の内面、外面に起こることを

気がついていればよいのである。

 

3.「思い込みをしないこと」

禅でも“莫妄想”(妄想するなかれ)といいますね。

 

4.「常にベストを尽くすこと」

これは、自分が出来る以上の無理をしたり、

“頑張ったり”することではない。

常に“今”を見つめ、そこでできることをする、

という意味である。

 

興味をもたれたら、一読をお薦めします。

 

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