不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

グレイス(優美さ)の回復-『からだのスピリチュアリティ』アレクサンダー・ローエン

 

 

 

「本書の中で、私は健康の持つスピリチュアルな側面を明らかにするつもりである。健康とは主観的には、体に感じられる生気や快感といった感じである。これは、時には喜びの感情へと高まっていく。そのような状態の中でこそ私達はすべての生き物との親類関係を感じ、外界とのつながりを認めていく。…」

   『からだのスピリチュアリティ』 アレクサンダー・ローエン

 

との序文で始まる、

バイオエナジェティックスの創始者ライヒの流れをくむ

アレクサンダー・ローエンの著書。

 

からだのスピリチュアリティ

からだのスピリチュアリティ

 

 

人は、育つにつれ、いつしか

自然でありのままの状態から離れて

感情や思いを抑圧するため

身体に緊張やこわばりを生じさせて

本来、自由で優美(グレイスフル)な在り方から遠く

エネルギーの流れをブロックさせてしまう。


失われたグレイスを取り戻すための

いわゆる、ボディワークの有効性

そのしくみと回復の仕方を

わかりやすく説いている。

 

 だが、愛はどうしていつもではなく、ただほんの時々経験されるのだろうか。驚くべきことに答えは、我々が自分自身を十分に愛していないからである。自己愛(self-love)は自己賛美(self-adoration)とは別のものである。自己賛美はナルシズムであり、愛の持つ興奮が欠落した状態である。自分自身を愛するとは、生命の興奮で満たされ、無数の仕方でこの興奮に対して反応するということである。生命およびすべての生き物を愛することである。人は自分を愛しているのでないかぎり、十分に他人を愛することなどできない。自分に対する愛がなければ、人は搾取するばかりで与えることがない。

 

春秋社から1990年頃、出版され

その後、新装版も出たようであったが、

今でも

自らの身体に対して鈍くなりがちな私達に

身体についてのさまざまな気づきをもたらし、

よりよき生についても

とても具体的で示唆に富んだ好著だと思う。

 

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内なる魔法使い-『願望実現の法則 リアリティ・トランサーフィン2』

 

 

 

あなたが身につけている数多くの仮面や衣装の下に隠れている存在は、本当に素晴らしい長所を持っている。要は、思い切ってありのままの自分でいるようにすればよいのだ。あなたが身につけている仮面や衣装が、成功や平穏や幸福をもたらす助けになっただろうか? あなたを変える必要はない。そうすることは、もうひとつの仮面を被ることになるからだ。破壊的振り子に押しつけられた仮面をかなぐり捨てたら、あなたの魂の中に隠されていた宝物が現れる。本当にあなたには最も素晴らしいものを受け取るだけの価値がある。なぜなら、あなたは不思議さと驚きに満ちあふれた唯一の存在だからだ。思いきってそうなろうとしてみるだけでよいのだ。

    『[願望実現の法則]リアリティ・トランサーフィン2』

                  ヴァジム・ゼランド

 

 この箇所の小見出しが「あなたの内なる魔法使い」で、

「あなたの魂はあなたの願望を実現させるためのすべてを持っている。」

と始まる…。

 

「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン〈2〉魂の快/不快の選択

「願望実現の法則」リアリティ・トランサーフィン〈2〉魂の快/不快の選択

 

 

私たちは、この世界で生きていくために、

幼少の頃から、一般常識や規則を吹き込まれ、

それは確かに必要な面もあるが、反面、

自身の個性をひどく抑圧されることにもつながる。

 

自分自身をクリアにする作業は

そうした他から取り入れた概念や影響を捨て去って

他の誰でもない本来の自身と繋がることでもある。

 

ところで

この本で使われている(破壊的)“振り子”ということばは、

その本来は1個の独立したエネルギー情報体が

複数同じ思いのもとに活動を始めると集まって力を持ち、

個をつつんでしまい、よからぬ影響を与えるということを

示していて、要は、その“振り子”から脱するよう

説いているのが、トランサーフィン一連のシリーズである。

 

himitsunaniwa.hatenablog.com 

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

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売店に行くような気楽さで-『超スピリチュアルな夢実現/幸福獲得法』ヴァジム・ゼランド

 

 

 

あなたは毅然として、自分の目的を達成するのだという自信で満ちあふれ、選択するのは自分であるということを自分自身に向かって精力的に断固として言い聞かせようとしているとしよう。断固たる態度で行動することは、過剰ポテンシャルを発生させていることを意味する。必要なのは断固たる態度ではなく、祭りの日のような屈託のない決意なのだ。

肩の力を抜いて、握りしめているものを放し、自分の目的を達成することをただ念頭に置いておこう。散歩がてら売店へ新聞を買いに行くためには、断固たる態度も粘り強さも必要ない。もし新聞が売り切れていたとしても、それであなたが落胆することはなく、別の売店へ足を運ぶだけのこととなる。一旦着手したら目的を達成するまで何が何でも喰らいついていようという姿勢はやめにしよう。

 『超スピリチュアルな夢実現/幸福獲得法』 ヴァジム・ゼランド

 

超スピリチュアルな夢実現/幸福獲得法―振り子の法則トランサーフィン (超★スピ)

超スピリチュアルな夢実現/幸福獲得法―振り子の法則トランサーフィン (超★スピ)

 

 
ロシアの物理学者が著した

[振り子の法則]トランサーフィン・シリーズの

3冊目。

割と苦労やストレスも少なく、物事を為し、

気楽に暮らしている人、がいる一方で

何かを目指して、日夜努力しているのに叶わず疲れている人もいる。

 

過剰ポテンシャル

(何らかの対象に必要以上の意義がもたらされることで

 バランスをかくというような意味)を発生させず、

重要性を低くすることで、

物事みずからうまく運ぶようになるというのだ。

何事も、売店に新聞を買いに行く気楽さ、

当然買えるという意識でいることだという。

 

そういえば、透視ヒーラーの先生も、

力のいらないところで真面目過ぎる生徒たちに

よくこう言われていたっけ

「“深刻さ”(のエネルギー)は捨て去ってください」

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

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気を引き立てる-『上機嫌な言葉366日』田辺聖子さん

 

 

 

 たっぷり睡眠をとって、一夜あければ(この、「一夜あければ」という感じが私は好きなんだけど)またあたらしい一ページ、いつまでもすんだことをいってられない、暖かいコーヒーでも飲もう、と「気をとり直す」人が好きである。ハンカチを買うとかキーホルダーを新しくするとか、自分で、

「気を引き立てて」

やってみる、そういう精神力をふるいおこしている人は、それがつもりつもると、身近に芳香をもたらしてくれる気がされる。 

         『ほのかに白粉の匂い』 田辺聖子

 

上機嫌な言葉366日

上機嫌な言葉366日

 


自分で自分を元気づけられる人は幸いである

ということばがあるかどうかは知らないが(笑)

結局、何事も外から与えられるものではなく

(きっかけがそう見えても)

自分が自分に許可してはじめて

それを得ることができるのであって

外側に求めるのをやめ

自身に優しくしたほうがいい

 

気を取り直すのも

気を引き立てるのも

ちょっとしたことや

ささやかなしるしで

できる小さくて

大きな力だという気がする。

 

www.salon-shiroineko.com

 

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批評家と行動家-『ヴィジョン』トム・ブラウン・ジュニア

 

 

 

グランドファーザーは言った。
「世界には、批判家と行動家という二つのタイプの人間しかいない」
 彼によると、批判家は座ったまますべてを批判し、何かを変えようとするわけでもなく、生きるのにも無気力な人たちだと言った。私たちも、今後、「知ったかぶり」批判家から「何もしない」批判家まで、多くの批判家に出会うだろうとも言った。
 グランドファーザーは、また、本当の意味での行動家はほんの一握りだと言った。行動家は批判家たちが批判する人たちだ。なぜなら、彼らこそ実際に行動を起こしているからである。行動することこそ、生きることなのだ。行動家は変化をもたらす人々で、批判したりしない。行動するのに忙しくて批判する時間などないのだ。
 グランドファーザーは、行動家になる方が難しいので、私たちにはそれを目指すようにと諭した。批判家にはすぐになれると言ったのだった。
「批判家はよく“不可能だ”と言ったり、基本的に物事を疑ってかかったりする。自分たちで何かをやってみたことがないから、ほかの人にそれができるわけがないと思うのだ。しかし、行動家はどんなことも可能だと、ちゃんとわかっているぞ」   

   『ヴィジョン』トム・ブラウン・ジュニア

              

 

ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来 (5次元文庫)

ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来 (5次元文庫)

 

 

作者は、7歳の時に

ネイティブ・アメリカンの古老ストーキング・ウルフと出会い、

彼から古来のサバイバル技術と

その深遠な叡智を学んだ稀有なトラッカーだ。

 

 批判する人と行動する人

このタイプ分けはよく言われることであるが

実際に、行動する人でいるのは

ここでも指摘されているように

ことのほか難しい。

 

自分が動かずに、何かを批判するのは

誰でも、すぐ出来ることだから。

もし、誰か他の人や、自分自身を批判したくなったら

とにかく何かしらの行動を起こせば

そんな暇はなくなる、というのも確かである。

 

出来ないという前に、とりあえず動いてみるように

自分自身を変えることから始めてみたい・・ 

 

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