不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

思考より直感とフィーリングで-『直感力が高まる生き方』ウィリアム・レーネン

 

 

 

 

 誰もがダイナミックに大きく生き、かけがいのないユニークな「本当の自分」を最大限に生きる可能性を持っていますが、考えれば考えるほど、どんどん小さく生きるようになり、「本当の自分」から離れていきます。
 なぜなら、前にも言いましたが、意識の70%は本当のあなたではないからです。

 

 また、考えすぎは心配につながります。心配はネガティブなエネルギーであり、あなたの役には立たないことを忘れないでください。「こうなりたい」「こういう仕事がしたい」と思うことがあるなら、あれこれ考えて立ち止まっていないで、直感とフィーリングをベースにすぐ行動を起こしましょう。        

         「直感力が高まる生き方」  ウィリアム・レーネン


確かに、自分の考えや思いだと思っていたことも

けっこう、親など、自身にとって影響力のある人々からの

刷り込みや受け売りだったりします。

 

心配も無駄だったり、エネルギーの浪費でしかなかったりする。

かくいう私も、取り越し苦労人の傾向が多々あったので

日々、出来るだけ、懸念のエネルギーを

棄てるようにしています。

 

というわけで、またまたレーネンさんのご本がなかなかいいことを
伝えてくれていました。

直感力を高めるエクササイズも満載、

シンプルでわかりやすい内容です。

 

 「自分の真実」に忠実に生きるようになると、他人に翻弄されなくなります。自分と自分の人生に心地よさと充足を覚えるようになるので、あえて「他人に理解してもらおう」「自分の才能や正しさを証明しよう」などと思わなくなってくるのです。いつのまにか、人がどう思おうと気にならなくなり、自由になれます。
 それが自分の人生にフォーカスして生きる、ということです。
 このあり方が確立できれば、私たちは純粋に、自分の成長のための経験を進めていくことができます。      ウィリアム・レーネン


他人や世間の「彼らにとっての真実」でなく、

「自分にとっての真実」を教えてくれるのが

直感とフィーリングなのですね。

 

DVD付 直感力が高まる生き方

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思い込みをはずす-『スーパーマインド』ヴァーノン・ハワード

 

 

 

 純粋に霊的な人とは、あるものになりたいという願望を一切棄てた人である。ただし彼は、レッテルもなく言訳もなく、ただ彼がいまあるがままにある人である。彼は彼があるところのものであり、それが彼の全てであり、そこに彼の全体がある。このような人は分割されていない。複雑にこみいってはいない、彼は充ち足りている。     

  「スーパーマインド」 ヴァーノン・ハワード

 


何かを持つことより、

むしろ何も持たないことに意味があるという。

物質以前の問題であろう。

 

 さてわれわれはなにも持たないことの意味を発見せねばならない。それは内的な生について、われわれが知的な意見、記憶された観念を持たずに、の意味だ。(中略)なにもないことが豊かさである!

 

人の失望感は、前もって思っていたり、

期待していることがはずれた場合に起こる。

 

前もって思うとか、期待とは、虚構であるとすれば、

ものごとをあるがまま、

中立にとらえるということがいかに大切か、わかりえよう。


無意識につくられた思い込み(偽り)をはずす、

ということでもあろうか。

 

スーパーマインド―あなたは本当のあなたなのか (コズモブックス 2)

スーパーマインド―あなたは本当のあなたなのか (コズモブックス 2)

 

 

 

前回、紹介したヴァーノン・ハワードのシリーズのもう一冊、

『スーパーマインド』

じっくり読む必要があるけれど、

含蓄深い言葉が並んでいます。

 

 人は生にたいする彼の習慣的かつネガティブな反応を超えて生きるとはどういうことかを初めて垣間見たとき、新しい喜びを感じる。そしてこれまでのものとは違う、まったく新しい機会があることを感じとるのである。

 

 自然に起こってきたことをなんでも、あなた自身がさせられるままに委せきれ。考えようとするな。あなたの思考をしてあなたのために考えるに委せよ。解き放て、行かせよ。あらゆるイニシアティブを棄てよ。あなた自身を流れるままにさせよ。

 

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

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個人の意識性(覚醒)だけが物事を向上させる-『なぜあなたは我慢するのか』V・ハワード

 

 

 

  他人の問題を自分のこととすべきではない。誰かがあなたに向かって無礼を働いたとしても、なんで心を乱すことがあろうか? 他人が狼狽し動顛したとき、自分もその責任を負って狼狽し動顛しなければならないということがあろうか? ところが実際そう感じるような、あらゆることに謝った罪の意識をもつ人が多い。しかしあなたの義務はあなた自身を救うことだ。他人の義務は彼自身を救うことだ。センチメンタリズムではなく、知慧が救うのである。 

 

 偽りの自己感覚は謝った責任感を荷重し、それはまた自分の「道徳規範」に則って生きてはいけないといった罪の意識を生み出す。このダイナマイト製造工場に起こりやすいもうひとつの幻想は、自分が実際他の人々のために善いことができるという幻想である。“よりよい世界”をめざして、無意味な社会改革案や組織的運動などがやたらに次から次へとでてくる根源はこれである。エマーソンは「社会はけっして前進しない。一方で進めば他方で後退する」と喝破している。ただ個人の意識性(覚醒)だけが物事を向上させることができる。   

 「なぜあなたは我慢するのか」V・ハワード

  

なぜあなたは我慢するのか―エソテリックライフのすすめ (コズモブックス 1)

なぜあなたは我慢するのか―エソテリックライフのすすめ (コズモブックス 1)

 

  

 副題に「エソテリックライフのすすめ」とある。

 

著者のはしがきによれば

“エソテリック(esoteric=秘教的)という語について――

これは別に神秘的意味をもっていることではなく、

ただこれらの教えを受ける人々を変え、高めていくところの、

高次の真理と、それらのもつ真性なパワーを指したことば

だと受けとってください。”

 

非常に示唆に富んだ内容で

じっくり読んで、かみしめる箇所も多い。

 

それぞれの自己覚醒こそが、

世界を変えていくということを踏まえても

心を落ち着けて、自身と生活や生き方を顧みるのが

最も必要なことかもしれませんね。

 

“あなた自身の義務はあなた自身を救うことだ”

ただ個人の意識性(覚醒)だけが物事を向上させることができる

 

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神をつかむ-『言霊はこうして実現する』大野靖志氏

 

 

 

 結局、一人一人が神となるしかない。もともと、そういう存在としてあるのが人間であり、人間とは創造主の仮の宿りです。だからこそ自分自身で神をつかまないと信仰になってしまう。拝んではいけない。神にすがりつくのではなく、決意表明をして、神の働きの一つとなるためにご加勢くださいという姿勢が大事です。ですから、伯家神道には(祈願文としての)祝詞はなく、四つの祓があるだけなのです。 ―― 七沢賢治       

 『言霊はこうして実現する』 大野靖志

  

言霊はこうして実現する 伯家神道の秘儀継承者・七沢賢治が明かす神話と最先端科学の世界

言霊はこうして実現する 伯家神道の秘儀継承者・七沢賢治が明かす神話と最先端科学の世界

 

 

孝明天皇の代まで、天皇家の祭祀を司っていたという

伯家神道の継承者であり、

波動学というか言霊について詳しい

七沢賢治氏の考察をレポートされた本から。



伯家神道のみならず、日本語の五十音の深い意味や、

言霊(言語エネルギー)について、また客観視の重要性など、

いろいろ興味深い内容が述べられていきます。

 

 伯家神道を理解する上で重要なキーワードといえるのが「体感」である。
 七沢賢治氏によると、師である高濱浩氏は伯家神道の行法を始めるとき、手の平を見せ、握る動作をされて「七沢さん、神をこの手でつかみたいですか?」と聞いたという。そして、この行法は「神をつかみ、神をたべる」ことであると伝えたという。さらに「おみち(伯家神道)は神が修行する」とも。

 

これからは神頼みではなく(笑)

一人一人がその神性を生きる時代ということでしょうか。

本当の意味ですべては平等であるということを伝えたいという

七沢氏の在り方もとても印象的です。

 

そして、美しい日本語と日本人としての特性について、

今生、日本人として生まれたことなど

あらためて思い起こさせられますね。

 

これ以前に船井幸雄氏が出された一冊も参考になります。

 

  

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大人の寓話を本気で-『誰もが幸せになる一日3時間しか働かない国』シルヴァーノ・アゴスティ

 

 

 

 このキルギシアという国では、どんな職場であっても、公共であれ民間であれ、一日に三時間以上働く人はいない。必要があれば残業することもあるとはいえ、それでちゃんとした給料が出る。残りの二一時間は、眠ったり食事を楽しんだり、創作活動をしたり、愛し合ったり、人生を楽しんだり、自分だけの時間を過ごしたり、子どもや仲間たちと交流したりして過ごすんだ。

 

 このようして、生産力は三倍になった。充実している人っていうのは、嫌々やっている人がやっと一週間かけてできる以上のことを、たった一日でできてしまうだろうからね。そう考えると「休暇」っていう概念がここには馴染まないし、意味のないものだって気がする。どんなときも人生を謳歌できるように、すべてが機能しているようなこの国ではね。

  『誰もが幸せになる1日3時間しか働かない国

         シルヴァーノ・アゴスティ

  

誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

 

 

原題は、“Lettere dalla Kirghisia”(キルギシアからの手紙)

イタリア人の著者が、2005年に出版してベストセラーとなったという。

 

キルギシアという秘境の国に逗留することになった主人公が

そのユートピアをまのあたりにして、母国に手紙で送る物語。

シンプルで読みやすい(字も大きく)内容だが

そんな在り方もありかな(笑)

と感じさせる軽やかさと爽やかな読後感。

 

そして、後書きを読むと

マルチな才能を芸術家として、何より、自由人として

実際に人生を送っている著者の姿を知ることになり、

精神の自由こそが、自由への道なんだなぁと

もしかして

ただの夢物語でもないかもと

希望すら感じさせられます。

 

時代のエネルギーは勿論、

あらゆる面で、変化と進化が加速されている今こそ

夢物語とか、理想と現実は違うと頭で考えず

よりよき世界へとひとりひとりが意識を変えていく

ことが切望されているように思います。

 

本の帯にもあるように

キルギシアでは、1日に3時間以上働く人はいない。

残りの時間は自分自身のために使う。

政治家はボランティア。

学校は「人生の谷」と呼ばれ、勉強がなく学びがある。
・・・
お年寄りは「人生のマエストロ」と呼ばれる…

いずれにせよ、

今行き詰まっているいろいろな社会システムは、崩壊して

新たなやり方へと移行していく過渡期であり

これまでの考え方と全く違う方法論というものも

視野に入れるのは悪いことでないと

感じるようになっている。

また、この記事を書いた当時(2011 年2月)よりは

ベーシック・インカムというものについても

より現実的になってきている。

大人の寓話を本気で考える時期ではないかとも思う。

 

……想像してみればいいんだ、その島を
         それだけでその島は 
     本当に存在し始めるんだから

 

やさしいベーシック・インカム

やさしいベーシック・インカム

 

 

 

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