(2017年2月に書いた記事の加筆リライトです)
<どこかに絶対の生きる理由があるわけではない。生きる理由を求めるのは、君がじぶんを勇気づけたいからなのだ。君は自分の外に何かを求めるのではなくて、君じしんに尋ねなくてはならない。どう生きることがじぶんをいちばん元気にするのか、と>
このニーチェの思想はぼくにとって決定的だった。いまでも何かにつまずくたびに、「いまぼくはどういう気持でいるのか、ほんとは何を求めているのか」そして「どう生きることを選ぶのか」、いつもそこから考えるのである。『哲学の練習問題』 西研
その昔、新聞に連載されていた西研さんのコラム。
記事を切り取り、その後書き抜いておいた引用二か所から。
小難しいと思われがちな哲学ですが、
真摯に、あるいはそこはかとなく
人生について思いをめぐらした時
やはり、何かしらの気づきをもたらしてくれますね。
私の人生を導くものは、何かの固定的な基準ではなく、私のなかにあって私を動かすもの――あるときは安らぎを、あるときは高揚を求める〈欲望〉の声――である。だとすれば、方向が見えなくなって不安になったとき、正直に心の声を聴き取ろうとし、方向が見えてくるのを待つ。それだけを心がければよい。
そう気づいてから、ぼくは真実な生き方を求めて右往左往したりしなくなった。でも、いつのまにか「正しい基準」を求め、すりよろうとする自分に気づくことがある。何か抵抗があって自分を正視できなくなっているのだ。そう気づいたときには、今ていねいに自分とつきあっておかねば、と思う。
何かわからなくなった時に、問うべきは
他ならぬ自分自身に、ということですね。
わかりやすい言葉で哲学的な深い示唆を与えてくれます。
文庫化された後、
今は、Kindleで読めるようになっていますね。
それぞれが自分自身の本質へと"目覚めて"いく時代です☆
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