不思議の庭のミランダ

心に響いた言葉と書物の備忘録

『3000倍、引き寄せる』ミナミ・Aアシュタール-願いは叶うようにできている

 

 

 

 

前に載せた 

himitsunaniwa.hatenablog.com

  

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

 ミナミ・Aアシュタールさんの本をもう一冊、ご紹介。

さくやさんとアシュタールさんとのチャネリング

くだけた日常会話のやりとりで、

とても理解しやすい。

 

今は、やりたいことをやって、

充実した生活に幸せを感じている

ミナミさんですが、ここに至るまでの

辛かった過去や紆余曲折、チャネリングの経緯などについても

語られています。

 

3000倍、引き寄せる。 (リンダパブリッシャーズの本)

3000倍、引き寄せる。 (リンダパブリッシャーズの本)

 

 

実際は、いつもの本の体裁と同じで

文字の色分けや大文字などで

ライトで、わかりやすいんですが、

ここでは、普通の文字サイズで引用してます。

 

だから、幸せになりたかったら、そして、まわりの人も幸せにしたかったら、

まず、あなたがイヤなことをやめて、好きなこと、楽しいことをするの。

それが一番の早道ね。

 

思うように現実を引き寄せたかったら、まず、はっきりと決めること!

決めなければ何も始まらないわ。

 

あなたがしっかり、はっきりと決めたら、エネルギー場が動いて、必要なものを引き寄せ始める。

引き寄せが終わったら、それがエネルギー場でできあがるの。

そして、エネルギー場でできたものが、現実に移行するときの合図が直感!

直感は、現実化するためのカギ!

だから、直感に従って動いていけば、現実化していくってこと。

調査や計画なんて、いらないの。

そんなことをしたら、反対にエネルギー場でできたものを現実に投影させる(現実化する)のを邪魔してしまうわ。

だから、しっかりと決めて直感がきたら、それに従って動く! 

 

 

 

いわゆる引き寄せのシステムは

よく言われる通りなんですが、

やりとりが面白い。

 

サロンを開きたいけど

何をどうしていいか、お金など

結果が出るまで不安があったミナミさん

宇宙人?との会話は、堂々巡り気味ですが、

リスクを恐れる私たちには

このニワトリか卵か的ループを

脱却する勇気を持つしかないようですね(;'∀')

 

またもや……「どうしよう……さくやさん……」

「あなたたちは、どうしたいの?」

「サロン、開きたい。みんなが、喜んでくれるようなサロン、開きたい」

「じゃあ、今、やれることに集中してればいいんじゃないの?」

「でも、お金がなければ、ダメになるかも……。そんな状態で、いろんなことを進めるわけにいかないよ」

「いい? 考えていることが現実になるのよ。ダメだと思えば、ダメになる現実となる。できると思えば、できる現実になる。だから、あなたはどうしたいの?」

「だから、サロン、開きたいの」

「だったら、サロンを開くことを信じて、その準備をしていればいいの。

心配すれば、心配しなければいけない回路が開くわよ。

ダメだと思えば、ダメになる回路が開くのよ」

「また、その回路の話?」

以前の経験から、その回路のことは、だいぶ信じられるようになっていました。

だから、お金のことは心配せずに(あえて、しないようにして)、今できること──サロンを開く準備をすることにしました。でも、そんなことを言っていても、やはり頭の中では、頻繁にお金の心配がよぎります。

どうしよう、イヤ、大丈夫。でもダメだったら……。いや、大丈夫、何とかなる。

この繰り返し。

「お金のことは大丈夫。いま、この瞬間、やりたいことをしていれば、必要なものは手に入るから」 

 

そして、

 

でも、ここで間違えないでほしいのは、ただ待っていてもダメなのよね。

欲しいものは妥協しないで、欲しいと思っていればいいんだけど、行動しなければ何も起きないってこと。

思考で引き寄せたものは、その次は行動して現実に持ってこなければいけない。

 

じゃあ、どうやってエネルギー場で引き寄せたものを現実に持ってこられるかってことになるけど──それには、閃きとか直感と言われているものに素直になることね。

閃きとか直感って、エネルギー場からの「引き寄せたよ~」っていうガイドの声だから、それを聞いたら、その閃き、直感を行動に移せばいいだけのこと。 

 

そうはいっても、やはり不安なのもよくわかる。

 

「何事も無駄なことなんてないのよ。あなたが、やりたいと思うことは、何か理由があってのことなの。それが、今はわからないだけ。いつか必ず、わかるときが来るから、今はいろいろ考えないで、やりたいと思うことをやっていればいいの」

「でも、お金が……」

「今、困ってないでしょ?」

「今日は、困ってないけど、支払いが──手持ちのお金もなくなってきたし」

「でも、今、このとき、何も困ってないでしょ?」

ループの会話です。

 

 

「とにかく、今、困ってないでしょ?

 未来も過去も関係ない。あるのは、”今、このとき”だけ。

“今、このとき”に何を考えているかで、次の”今、このとき”が決まってくるのよ。わかる? 今、楽しければ、次も楽しい今が来るの。

今、心配していれば、次も心配している現実を創ってしまうわ。

これが、波動の法則。これが、引き寄せの法則

 

 未来は、今、何を考えているか──その考えている思考のエネルギーが創り出していくものなのよね。だから、決まった未来なんて存在しない。

 

 過去の経験でこうだったから、次もこうなる、なんて考え方はまったくのナンセンス。

 過去の経験なんて、未来にはまったく関係ないってこと。過去の経験を、そうなんだってあなたが受け入れて、そうなるって思考するから、そうなっていくだけ。これも、あなたがそうだって思考したからそうなったってことよね。

 

 だから、過去の経験なんて関係なくて、どうしたいかって考えることで、未来は全く変わっていくの。未来を変えるのは、今あなたが何を考えているかってことだけ。

 在りもしない未来を心配ばかりしていたら、今心配している思考のエネルギーが、次も心配している次の今の回路を創りだして、それが今の次の今──すなわち、未来を創りだす。これが心配の回路を開くってこと。 

 

長々と引用させていただきましたが

ここが、キモですよね。信じる。

方向性を決め、直観に従って動くって…。

 

物事にはタイミングある、

セルフイメージを高めるには、自分で自分を褒める、

セルフイメージを高めて、一番欲しいものだけを素直に欲しがる

 

私たちが自己評価が低くなりがちなのは

社会がそう作られていることや

搾取の仕組みなどにも触れられています。

常識を疑うことから

本来のパワーを取り戻す必要があることなど

興味深い内容も語られ、

一理あると私は思います。 

 

 

陰謀論ってのも一部では知られてますが

思いもよらない新説や、荒唐無稽に思える話など

いろいろな意見を知るのも

これまでの殻や幻想を破るためには

悪いことではない気がします。

なんて、そう言ってたら、彼らの

ちょうどそんな新刊も出るそうです(笑)

 

これまでとは趣きが違う感じですが、 

SFチックで、何か面白そうですね~。

 

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『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』西野亮廣さん-仕事になるまで遊びなさい!

 

 

 

 

お笑い(漫才)コンビのキングコングのお一人で

炎上芸人の異名をとる西野亮廣さんに

興味を惹かれて読んでみたら、

一気に引き込まれ

これがとても面白かった!

 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

 

我が家は、テレビを手放して久しく

もともと芸能界に興味もないし、疎く

彼のことも知らなかったのだが

絵本『えんとつ町のプペル』公開の際の騒ぎ、話題で

ツィッターで気に留まっていた次第…

 

本のページを開き、写真を見て、あの

渋谷でハロウィーン後のゴミ拾いプロジェクト

ゴーストバスターズ&TRASH ARTを

仕掛けた当人であることも初めて知り、

なるほどと、その自由な発想と行動力に

感心しきり。

 

絵本を書き始めたきっかけが、タモリさんであったり

幸せなホームレスの知り合いがいたり、

人との出会いも大事だけれど、

その多才さは、企業家マインドというか

つくづくクリエーターなんだなぁと感じさせられます。

 

 まず、大切なのは、「問い」を持つことじゃないかな。

箱根駅伝のランナーの速さはどうして伝わらないの?」や「チェ・ホンマンvsボブ・サップ戦のサイズ感が伝わってこない理由は何なの?」といった「問い」。

 とにもかくにも、この「問い」を持つ癖を身につけなければ、面白いことは何ひとつ始まらない。

 しかし、だ。

 箱根駅伝や格闘技のそれといった比較的ライトな「問い」はさておき、やっかいなことに、自分の人生を賭けるほどの「問い」……たとえば、「遠くにいる人と会話することはできないの?」というような「壮大な問い」は、自分にとって"居心地の良い場所"にはあまり落ちていない。

 

居心地の良い場所って、そういえば

コーチングの苫米地氏のいうコンフォート・ゾーンだよね。

今いる場所では見えないものがあるという。

(ちょうど、苫米地さんの本もよく読んでるので)

 

 

 

 僕は、「やりたいことが見つからない」という相談を受けた時には必ず、「僕なら、3キロのダイエットをして、その体重を維持してみるよ」と返すようにしている。

 3キロ痩せるには食生活を改めなきゃいけないし、そして痩せたまま体重を維持するには帰り道は一駅手前で降りて歩かなきゃいけないかもしれない。面倒だし、あまり居心地が良いとは言えないよね。

 ただ、それによって何が変わるかというと、入ってくる情報が違ってくる。ここが大事。

 

そうした新たな情報に触れて、

「問い」が生まれるという。

 

 さて、「問い」が見つかったら、次は、「問い」の答え方。

 その方法は、人それぞれあるとは思うけど、僕は常に"ヨットのように進む"ことを心掛けている。はてさて、どういうことか?

 ヨットは風を利用して前に進んでいる。

 追い風の時はもちろん、向かい風であろうと、帆の傾け方次第で前に進むことができる。 

 

で、向かい風は、「嫌なこと」だが、

それも前に進む力となる。

嫌な向かい風を消すと無風状態で

実はそれが一番やっかいだ、という。

 

 この「向かい風も追い風」という感覚は常に持っておいたほうがいいと思う。それだけで、自分がどこに力を入れたらよいか、が明確になってくる。

 とにもかくにも向かい風を消すなんて、もったいない。

 その方向からであろうと、そこに風が吹いていれば「ごちそうさま」で、基本的に僕らには常に追い風しか吹いていない。

 こんなにラッキーなことはない。そいつを使っちゃおうぜ、という話。

 

なるほど、打たれ強いわけですな(笑)

と、こんな調子で軽快に進むお話は

ビジネス系自己啓発書の雰囲気もあり、

変化の時代に生きる指針ともいえそうです。

 

とにかく

絵本製作の過程や、ニューヨークでの個展、

おとぎ町ビエンナーレなどの街づくり企画等々、

留まるところを知らない発想力で生まれるアイデアと、

それを実現に導く行動力がすごいですね。

 

変わるきっかけが欲しい人、

固まったマインドをほぐしたい人、

何か成し遂げたいことがある人は、

かなり参考になるのではないですか。

 

いわゆる2045年問題と呼ばれるもの

人工知能(コンピューター)の性能が、

人間の知能を超えるという話がある。

 

「好きなことで食っていけるほど人生は甘くない!」という時代から、「好きなことで生きていく」を追い求める時代になり、これからは「好きなことでしか生きていけない」という時代が間違いなくやってくる。

 

 もう好きなことでしか食っていけなくなる。

 今後、親が言うのは「遊んでばかりいちゃいけません。仕事をしなさい」じゃなくて、

「仕事になるまで遊びなさい!」だね。

 どうやら面白い未来が待ってるよ。

 

あぁ。いよいよみずがめ座(2000年~)の時代なのだと感じます。

若い人たちから、どんどん新しい風が吹いてきているね。

本の紹介に、異端児の型破りな実例満載ってあったけど

かつての異端がこれからの主流ってこともなくはない。

それくらい時代は変わっています。

 

かなり、オススメのお笑い本です。

 

 

来週には 

評判のもう一冊の本も読んでみるつもり。

 

  

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『やってのける 意志力を使わずに自分を動かす』ハイディ・グラント・ハルバーソン

 

 

 

『やってのける』

という大文字での、ちょっとキャッチ―なタイトルに

惹かれて手に取った一冊は

続く副題が

『意志力を使わずに自分を動かす』で

まずは、読んでみることに…(笑)

 

やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~

やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~

 

 

 

著者のハイディ・グラント・ハルバーソンさんは

アメリカの社会心理学者。

モチベーションと目標達成の分野の第一人者とのこと。

ちなみに本の原題は

"SUCCEED How We Can Reach Our Goals" 

 

なぜ、人は目標を達成できないのでしょうか。

仕事、健康、人間関係、家計──誰でも一つくらいは(実際には、一つですむことはまずありませんが)、本気で取り組みたいことがあるはずです。わたしたちは、よりよくなりたいと考え、実際にそれを試みます。しかし、なかなか思うように目標を達成できません。そして、その原因を自分に何かが足りないからだと考えます。でも、それは大きな間違いです。

 

 目標達成には、きわめて重要な概念がいくつか存在します。この導入部では、そのうちの二つを紹介します。(中略)

 一番目の概念は、「目標を達成できるかどうかは、生まれつきの資質のみでは説明できない」というものです。

 そして二番目は、「目標を達成する能力は、誰でも高められる」ということ。

断言します。誰でも、です。

 

という始まりから、「やってのける」

つまり、成し遂げるための科学について

述べられていきます。

これには、一般的に「意志の力」が取り上げられますが、

ここで言及されることには、興味深いものがあります。

 

 心理学では、意志の力を「自制心(セルフコントロール)」と呼びます。自制心は、本書でいくつか紹介する、目標達成に不可欠な能力の一つであり、誘惑に打ち勝ち、他の目標とうまくバランスを取りながら目標に向かって粘り強く進むために大きく役立つものです。ただしその正体は、おそらく皆さんが想像しているものとは違います。

 

 

 

自制心は筋肉と同じように鍛えられ、

逆に、鍛えなければ弱まる。

家計簿をつける、食事の内容を記録するなど

日常的な鍛錬(エクササイズ)によって、

総合的に強化されることがわかっている。

これによって、健康面だけでなく

流しに食器を溜めない、衝動買いをしないなど

他の面でも自制心の向上が示された、というのです。

 

こうして実際に、順を追って

目標の立て方、達成へのアプローチ、

意欲の高め方などが説明されていきますが、

人にはそれぞれタイプがあり、それも踏まえて

ここでは話が展開されます。

 

例えば、抽象的、あるいは具体的に考えるタイプか、

決定論者か、成長論者か、

証明型か、習得型か、

獲得型か、防御型か、など

それぞれの傾向と対策?も述べられます。

 

詳しいことは本書をお読みいただくとして、

各章ごとに、わかりやすくポイントが

まとめられているので、これが

内容を整理するのに役立つでしょう。

 

ちなみに、第1章(ゴールをかためる)のポイントでは、

1目標は具体的に

 目標は、できるだけ具体的に設定します。「2キロ減量する」は「痩せる」よりもよい目標です。目的地を正確に把握していれば、辿り着くまでの間、やる気も保ちやすくなります。「ベストを尽くす」では、漠然としすぎていて、モチベーションを高めにくくなります。

 

3「なぜ」と「何」を考える

 散らかっているクローゼットを片付けるのは「整理整頓をすること」(なぜ)とも考えられますし、「要らない服を処分すること」(何)とも言えます。やる気を高め、誘惑に勝ちたいなら「なぜ」の視点から、難しく不慣れな行動をするときは「何」の視点から考えることが有効です。

 

などといったぐあいに。

 

また、印象的だったのは

第5章のただ成功してもうれしくない、の部分で

 

 すべての目標が、わたしたちを幸せにしてくれるわけではありません。目標のタイプによって、幸福感を得やすいものとそうでないものがあるのです。その違いは、目標が人間の基本的欲求を満たすものかどうかが大きく関係しています。幸福感は、他人が定めた価値観や、周囲から認められることではなく、自らの自尊心を高め、内面を豊かにするような目標から得られるのです。

 

そして、この基本的欲求は、

「関係性」「有能感」「自律性」だといいます。

 

これに比し、「有名になる」「権力を得る」

「自己イメージを飾り立てる」などの目標は

この欲求を満たしませんが、なぜ追い求める人や

まつわる幻想が絶えないのか。

それは、その欲求が満たされないからこそ

外的な基準によって自尊心を高めようとするから

ということになります。

 

いずれにしても、大事なのは

計画を立て、具体的な行動を決め、いつどこで実行するのか。

自制心(自分をコントロールする力)を伸ばすこと。

あくまで現実的な楽観主義者になること。

などが挙げられるようです。

 

そして、目標にも、非現実的なものや

時間の経過と共に変わることもあり、

何がなんでも達成しなくてはならないと

いうものでないということも言及されます。

 

何かを成し遂げたい人、

興味のある人には、いろいろな場面で

役立つ一冊となりそうですね。

 

 

 

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勝負師と経営者による運の本-『運命を支配する』桜井章一氏、藤田晋氏

  

 

前回、引き寄せの法則に関する本をご紹介しました。

エイブラハムも奥平亜美衣さんも

まずは「良い気分でいることを選択しよう」と

提案していますが、

たまたま同じようなことを

桜井章一さんの新書でも目にしました。

 

違和感のあるものは外す

 

 「ツイてるな」とか「運がいいな」と感じているときに、「ああ、気分が悪い」と思う人はこの世に一人としていないはずだ。どんな人でも例外なく、自分がラッキーな状況にあるなと感じているときは、気分がいいものだ。

 その事実から運に関するシンプルで揺るぎない一つの法則が導かれる。それは「逆もまた真なり」で、「気分がいいと運がくる」というものだ。

 昔の人はそのことをよく知っていたのだろう。「笑うかどには福来たる」ということわざは、まさにそれと同じことをいい表している。ニコニコといつも明るく朗らかな気持ちで過ごしている人には、必ずいいことが起こり、幸せになるのだ。

  

運を支配する (幻冬舎新書)

運を支配する (幻冬舎新書)

 

 

桜井章一さんは、無敗伝説の雀鬼で、いわゆる勝負師として

本能的な鋭い勘を持ち、運についての名言も多いことで

知られます。

この桜井さんとの古い縁があり、

やはり麻雀最強位のタイトルを持つ

ベンチャー経営者の藤田晋氏が、桜井氏の感覚的な話に

実際的な意見を加えているのがこの新書でした。

 

桜井氏の本については、以前にも触れたことがあります。 

www.salon-shiroineko.com

  『努力しない生き方』(集英社新書)で、

意外とシンプルなことが大事なんではないかと

感じたものです。 

 

 

 

今回の本でもこんなくだりがありました。

 

勝負は複雑にすると負ける

 

 ゲームや賭け事で初心者が大勝ちしたり、大金を稼いだりすることがある。いわゆるビギナーズラックと呼ばれるものだ。しかし、これは単にツイていたというレベルの話では実はない。

 ビギナーズラックは起こるべくして起こったことで、決して偶然ではない。

 

 つまり、ビギナーは難しい複雑な手が選択肢の中にないので、必然的にシンプルな手をもってくる。それが結果的に勝ちへとつながるのだ。

 勝負には複雑にしたほうが負けるという普遍的な法則がある。「シンプル・イズ・ベスト」なのだ。

 なぜシンプルなほうがいいのか。

 それはシンプルな手にはムダがなく、速く動けるからだ。

 ビギナーズラックをもたらすシンプルさは、「難しく考えない」ことからくる。すなわち、勝負を複雑にせずシンプルにするには、余計なことは考えず、感じたことを大事にすることだ。知識や情報といったものが増えると、どうしても考えが広がって選択肢がたくさん現れる。その分、迷いが生じ、決断に時間がかかることになる。

 ものごとをシンプルにできる人と複雑にしてしまう人の違いはそこにある。 

 

更に、一見つかみどころのなさそうな

「運」というものについても、勝負師の指摘は続きます。

 

ところで運というものに対して、多くの人はどこか不合理で理性でははかれないものというとらえ方をしていると思う。

 だが、運は決して理性でつかめない不合理なものではない。たとえば、ある人に運がくるのは、そこに運がやってくる必然の道筋があるからだ。ただ、その道筋は誰にでもはっきりと見えるというものではない。

 私は運は自ら呼び寄せるものではなく、「運がその人を選ぶ」と思っている。

 普段からしかるべき準備をし、考え、行動していれば、おのずと運はやって来るものだからだ。同じ量のエネルギーを注いでも、間違った考え方のもとに正しくない行動をすれば、当然運はやってこない。

 こうした日々の生きる姿勢におけるちょっとした差によって、運はやってきたり、こなかったりする。

──

 運は決して不合理で理解しがたいものではない。日々の行動や平素の考え方、仕事や生活に対する姿勢……そうしたものが運という形をとって表れるだけのことなのだから。

 運というのは極めて具体的で、かつシンプルな原理で動く。奇跡のように思えることでも、その例外ではない。そこをきっちり認識していれば、運に妙な幻想を抱いたりして惑わされることはないのだ。

 

そして「運」がやってくるような在り方について

さまざまな言及が興味深い。

  

“力み”がすべてを台なしにする

 

 雀鬼流麻雀の真髄は、「力みをとって打つ」ことにある。いうのは簡単だが、実際、力みをとって柔らかく打つのは非常に難しいものだ。──(中略)

 

 力を抜くことは、麻雀に限らず、スポーツでも仕事でも生き方でもすべてに通じる、とても大切なことだ。

 力が入っているものは、一見強く頼もしく感じられるが、壊れやすい。スポーツを見ていると、そのことがよくわかると思う。緊張したり、勝ちを急ぐあまり力みの入った動きをする選手はどこかで必ず崩れたり、ミスをする。力みのないしなやかな柔らかさこそ、実はもっとも強いのである。

 ここまで言えば、察しのいい人は欲と運の関係がどういうものか、わかると思う。

 欲が強すぎると、往々にして人は欲そのものに囚われてしまう。欲に囚われた状態が続けば、強い力みが生じ、目標や願望の対象に辿りつく前に挫折や失敗を繰り返してうまくいかない確率が高くなる。

 では欲をあまり持たないほうが願望や目標を達成しやすいかというと、それもまた微妙だ。なぜなら欲を抑えたほうがいい結果になると思うこと自体、一つの欲望のあり方だからだ。

 仮に何か強い願望なり、高い目標なりを持ったなら、とりあえず頭の片隅にしまって、そんなことは忘れたかのように生きていくことだ。欲望を抱く対象を普段は意識しないことが、力みを少なくするコツなのだ。そして日々、やるべきことを我を忘れてやり続ければ、望んでいることがいつの間にか形となって姿を現すのである。 

 

何か、このくだりはまた

引き寄せの法則にも通じるような感じですね(笑)

 

パターンができたら自ら壊せ

 

私が標榜している雀鬼流には、武道のような型といったものがない。何か特殊な麻雀の型を教えてもらえると思って道場にやってくる人の中には、学ぶべき型など何もないと知ると、いささか拍子抜けしている人もいる。

 もっとも型はなくとも、1秒で牌を切るとか、第一打で字牌(ツーパイ)を切ることを禁じるとか、いくつかの決まりごとはある。これらの決まりごとは勝つことに囚われず、結果に至る過程においてきれいな麻雀を打つために設けた制約といってもいいだろう。そうやってきれいな麻雀を打つ練習を重ねることで、結果的に強い麻雀が打てるようになるのである。

 

この後、型の有効性と落とし穴について語られます。

 

型は固定観念となり、体や心を硬くする要因ともなる。そのことが変化についていく際のブレーキになるのだ。

 この型の話は、何もスポーツに限るものではない。仕事でも生き方でも、このパターンにはまれば、自分の得意な手を発揮できるという型をみんな持っているはずだ。

 だが、「型にはまれば強い」ということは、裏を返せば「その型で戦えなければ弱い」ということである。

 常に周りの状況が変化していく中で、自分の型にはまるタイミングをじっと待っているだけでは、いつまでたっても本当の強さをものにすることはできない。

 いうまでもなく、変化に対しては、自分の都合のよいときを待っていては、いざというときに間に合わない。あくまでも変化には柔らかく対応していくことが何よりも大切なのだ。

 雀鬼流麻雀が型を持たないのは、「変化を敏感に感じ取り、瞬時に対応できる」感覚と動きを身につけるためである。

 人は型をつくると、ついそこに安住してしまう。だが、築いた型にはこだわらないほうがいい。型を惜しげもなく捨てられるかどうかが、その人の伸びしろを決めるといっても過言ではないのだ。 

 

引用するときりがないくらい

示唆に富んだ内容だと

私は感心するのですが、

こうした桜井氏の話ごとに

より実用的なコメントを

つけてくれている

藤田晋氏の話も

わかりやすいでしょう。

 

私自身はどちらかというと

感覚的な方なので、

桜井氏の話にそのまま共感する点が多く、

その引用だけになってしまいましたが

両者のコラボで一段と読みごたえもある、という点でも

オススメの一冊です。

 

 

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オーソドックスでわかりやすい『「引き寄せ」の教科書』奥平亜美衣さん

 

  

 

引き寄せの法則といえば、

エイブラハムをチャネリングして

紹介したエスター&ジュリー・ヒックス夫妻が

よく知られているが、

 

himitsunaniwa.hatenablog.com

 

 日本では、奥平亜美衣さんの一連の本が

とてもわかりやすい。

チャネル、翻訳という媒介なしに、直接

奥平さんが実践、理解、体得したものを

懇切丁寧に伝えてくれているからだろう。

 

 

 

いわゆる引き寄せの法則は、宇宙の法則のひとつとされ、

根本には、自分の意識(波動)が現実に反映される

という考え方があります。

 

このため、望む現実を創り出したい(引き寄せたい)なら

まず、その望んでる現実の意識に合わせる必要がありますよ、

ということで、周りでなく自分こそが発信源です。

 

あなたが、何か現実を変えたいと思うとき、まず、変えるべきはあなたの思考です。これはなにも、他人に合わせて自分の意見や主張を変えろ、ということではありません。あなたが良い波動をなるべく保つために、どれだけいい気分でいられる思考を選択するか、その思考の選択を変えるだけなのです。そして、これは誰にも邪魔されずに、自分の頭の中だけで、少し練習すれば誰でもできるようになります。思考はあなただけのものであり、全くの自由だからです。 

 

要は、先のエイブラハムも終始、主張しているように

「いい気分でいよう(選択しよう)」に尽きます。

しかし

私たちは、なぜか目の前の現実に心を奪われ、

マイナス面を見たり、ネガティブな思考に囚われやすく

卵が先か鶏かではありませんが、堂々巡りに陥りがち…。

それを、丁寧に解きほぐすように、説明してくれているのが

この「引き寄せ」の教科書というわけです。

 

 

 

 すぐに、劇的に状況が変わるわけではありません。しかし現実は、あなたの少しの波動の変化おも反映して変化していきますので、少しずつ、少しずつ、良い方向へ向かっていき、半年や一年後には大きな変化になっています。「今より、少しだけでかまわないので、いい気分でいられる思考を選択する」だけでいいのです。この基本をいつも意識して頭の中で実践してみてください。

 

もし、今何か苦しい状況にあっても、その中でも

小さな喜びや満足を拾っていくこと、

目の前のことにワクワクを見つける、

「不足」でなく「充足」を見る練習をしよう、から

始まり、実際の望みをはっきりさせることへ、

そして引き寄せるためのポイントを伝えてくれます。

 

 思考をこれまでとは逆にしてみてください。「ここはいいけど、ここが不満だ、だから私は満たされていない」という思考から、「私はここがちょっと不満です。でもここはとっても幸せ。だから、私ってとっても幸せです」というように。

 これなら無理なくできるのではないでしょうか? 不満を無理に消してしまうのではなくて、不満は不満として置いといて、幸せなこと、いい気分になることを重点的に考えるのです。

 とにかく、頭の中だけでいいので、幸せの割合を増やしていくのです。人生は、どれだけ頭の中を幸せにできるかのゲームだと言ってもいいくらいです。

 

「私はここがちょっと不満です。でもここは幸せ。だから、私ってとっても幸せだなあ」と、自分の頭の中を幸せにすることができれば、必ず現実が幸せになってきます。 

 

引き寄せは、一時期から結構はやって?

望んだら、その気分を楽しみ(イメージング)、後は執着せず手放す…

という方法論はよく知られていると思います。

しかし、うまくいったの、いかないのとなるのは、

基本のスタンス(心構え)の部分が大きく影響するためといえ、

その点でも、さすがに教科書とあるだけ、あらためて

おさらいしやすいのも魅力ですね。

 

また、今回読んで、個人的に感心したのは

いわゆるスピリチュアルな生き方に興味を持った人が

陥りやすい、好ましくない(良くない)物事を

指摘したくなったり、過剰に気にする傾向を

奥平さん自身が克服?していった過程も

述べられていた点でした。

 

──私も以前は、特に食品添加物放射能関連について、とても敏感でした。

──物事の危険性を知ること自体はよいのです。そして、自分が嫌ならそれを避けるのも自然な行為です。しかし、嫌だから避ける、という行為をずっと続けていると、その嫌なものに焦点が合っていきます。思考の焦点が合っていく、ということは、その嫌なものを自分に引き寄せるということです。

 これを防ぐにはどうしたらよいかというと、「これは嫌だから、じゃあ自分はこれがいい!」、そういうものを見つけることをおすすめします。それを見つけていく過程はワクワクするし楽しいですね。その過程で、自分の好きなもの、望むことに焦点が合っていくのです。

 そして、他の人がどのような選択をするかは、その人に任せておけば大丈夫です。あなたが危険なものを知らせようが知らせまいが、その人は、自分に適した選択、自分の望む選択を必ずしています。これは他人を信頼することであり、宇宙を信頼することでもあります。たとえ、人にとって良いと思われる方向でも、他人をコントロールすることはできません。

 何かを表現しようとするときや何かを伝えようとするとき、それは自分の望むことかどうか? と一度考えてみてください。自分が焦点を当てたものが現実になっていきます。自分が望まないものばかりに気を取られていると、望まないことが自分の現実の中で増大していきます。 

 

これは、意外と大事なことで、

エネルギーワークを習った時にも

宇宙は、自由意志を尊重するとよく言われました。

過干渉は、成長を妨げ、余計なお世話となり、

また、新たなカルマをつくりかねません。

そして、客観的であり、物事をジャッジしないことも大切です。

 

さて、本に戻りますが、

奥平さんは、良い世界を想像する、ということで

ジョン・レノンの名曲「イマジン」を挙げていました。

 

Imagine all the people living life in peace…(すべての人々が平和に暮らしているのを想像しよう)

 

引き寄せに興味がある人はもちろん、

引き寄せの基本からおさらいしたい人にも

オススメの一冊です。 

 

現在は、復刻版として出ているようですね。

また、最近は、

吉本ばななさんとの対談集も出ていて

これも、なかなか面白そうかったです。

 

 

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